庄内中学校が
 大会3連覇を果たす。

第21回浜名湖カップ

西区強化練習会
第21回浜名湖カップ

浜松市が政令指定都市となって11年。政令指定都市となったことで、夏季大会のレギュレーションも変更された。その変更後しばらくは、西区から県大会に出場することが叶わなかった。この状況を打破しようと西区の中学校の女子バレー部の先生が立ち上がったのが、7年前。浜名湖カップという名の大会形式の強化練習会を始めた。

平成30年9月9日に舞阪中学校で行われた『第21回浜名湖カップ』。参加したのは、庄内中学校、湖東中学校・聖隷クリストファー中学校合同、篠原中学校、神久呂中学校、舞阪中学校、入野中学校の6校。試合は、2セットマッチで行われ、セットカウントが同じ場合は、得失点差で勝敗を決する。3チームごとの予選グループを戦い、上位2チームが決勝トーナメントへ進出し、優勝を争う。

予選Aブロックでは、庄内中が他を圧倒。湖東中・聖隷中合同、舞阪中を寄せ付けず1位での突破を決めた。舞阪中と湖東中・聖隷中合同の一戦は、1対1となったが、得失点差で舞阪中が決勝トーナメントに進んだ。

予選Bブロックでは、篠原中が入野中と神久呂中を退け、1位で突破。入野中と神久呂中の対戦は、1対1で得失点差も同じだったが、この場合は、2セット目が優先されるため、神久呂中が2位で決勝トーナメントに進出した。

準決勝の第1試合は、庄内中と神久呂中が対戦。庄内中が神久呂中を25対15、25対8で一蹴し、決勝に駒を進めた。

準決勝第2試合は、篠原中と舞阪中が対戦。25対15、25対10で篠原中が舞阪中をストレートで下し、決勝に進んだ。

決勝戦は、3連覇を目指す庄内中と、初優勝を狙う篠原中の一戦となった。

試合序盤は、互いに譲らぬ拮抗した展開。篠原中が先にポイントを挙げるも、庄内中が3連続ポイントで逆転。その後は、常に庄内中が先手を取る展開。篠原中は、粘り強く、食らいついていく。試合中盤、16対13と庄内中が3点のリードを奪うが、ここから篠原中が3連続ポイントで同点に追いつく。しかし、ここから庄内中がサービスエースから7連続ポイントを挙げ、万事休す。第1セットは、25対17で庄内中が先取した。

第2セットに入ると、庄内中のサーブが冴えわたり、得点を連発。篠原中も何とか持ち直そうとするが、力強いサーブの前に手も足も出ない。焦る篠原中を尻目に、勢いに乗った庄内中は、このまま最後まで押し切り、25対5で第2セットも奪い、勝利。
大会3連覇を達成した。

西区の先生たちが立ち上がって生まれた浜名湖カップ。これによって、西区の中学女子バレーが活性化。互いに意識し合うことで選手たちもさらにバレーボールに熱中し、レベルも上がった。
その結果、開催から4年目には、湖東中が県大会出場を果たした。翌年には、入野中が、その翌年には、湖東中と入野中の2校が県大会に出場した。そして、7年目の今年、庄内中と入野中、湖東中の3校が県大会への切符を掴んだ。

この大会はあくまで強化練習会。互いの力量を量ると共に、自分たちの課題を見つけることが目的となる。大切なのは、夏季大会にどこまでいくことができるのか。例年、浜松地区では7校前後の出場枠がある。今年は、約半数を西区で獲得したことになる。

来年の夏、どのチームが県への切符を掴むのか注目していきたい。

第21回浜名湖カップ 第21回浜名湖カップ ジュニアアスリート浜松西

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