意志あるところに
道は開ける。
三方原中学校
男子ソフトテニス部
3年生16名、2年生14名の30名で活動している『三方原中学校男子ソフトテニス部』。
練習は基礎が中心。徐々に実戦形式を増やしながら、主要大会に照準を合わせる。初心者が多いため、春先まではゲームを作る後衛のレベルアップを主とし、ここからは勝負を決める前衛の技術を磨く。
昨年から顧問を務める秋田大和先生に話を聞いた。
「せっかく始めてくれたソフトテニス。まずは高校でも活躍できる技術を身に付けさせたい。試合に出場するのは一部の選手ですが、30人全員がいてチーム。壁に当たったら、仲間全員と越えることを求めています。指導については、新チームになったばかりの頃は私がやりますが、時期を見てリーダーに任せ、最終的には個人が考え、実践できる“意志”を持った集団になってほしいですね」。
この日の練習でも、キャプテンが練習を止め、選手それぞれが話し合いを行う場面が頻繁にあった。
キャプテンの鈴木健太くんにも話を聞いた。
「普段の練習から自主性を求められてます。そのお陰か、学校生活でも一人一人が積極的になり、生徒会などにも多くの選手が携わっています。チームが目指しているのは“全員テニス”。試合に出る選手、出ない選手関係なく、全員で悔しがり、全員で喜ぶ。これが三方原中ソフトテニス部。目標は全国大会です」
“意志”とは、意欲であり積極的な気持ち。
彼らは、部活を通して意志を手にしようとしている。
その意志を手にした時、彼らの未来は光り輝くものとなる。