夢を持って大きくチャレンジ!

AIG Tag Rugby Tour2015

AIG Tag Rugby Tour2015

そんな中、平成27年11月28日に小笠山運動公園にて、『AIG Tag Rugby Tour 2015』が開催された。これは、子供たちにラグビーの楽しさを知ってもらうことを目的に、日本ラグビーフットボール協会が2013年から始めた、小学生を対象としたタグラグビー教室。タックルの変わりに腰に付けた“タグ”を取るラグビーのためボディコンタクトがなく、子供や初心者でも楽しくプレーできる。

この教室は全国各地で開かれており、静岡県では昨年のヤマハスタジアムに続き、二度目の開催となる。当日は、ヤマハ発動機ジュビロとホンダヒートに所属する現役選手にくわえ、元日本代表の大畑大介さんと、欧州リーグでも活躍した齋藤祐也さんがゲストコーチとして登場。ラグビー人気もあり、会場は多くの小学生で賑わった。

選手たちとともに、パスの練習や人を持ち上げてキャッチするラインアウトの体験を行った後は、タグラグビーで選手たちと対戦。子供たちがボールを持って、タグを取られないように、選手の脇をすり抜けていく。会場は終始、子供たちの笑顔と笑い声に包まれた。

フランス1部リーグで、フォワードとして日本人初のプロ選手となった齋藤さんは子供たちにこう話した。

「ラグビーワールドカップをきっかけにラグビーが注目されていることは、とても嬉しいです。参加してくれたみんなの中には、初めてラグビーをやる子も多かったと思いますが、今日のように、興味を持ったことには迷わずチャレンジをしてほしい。もちろん失敗することもあるでしょう。ただ、大人でも失敗はします。失敗を恐れず、常に夢や目標をもって頑張ってください」

また、世界選抜にも選出された元日本代表の大畑さんは子供たちにこんな言葉を贈った。

「何よりも楽しむこと。これを忘れないでほしい。どのスポーツにも言えることですが、続けていくと、壁にぶち当たって苦しい時もあります。そんな時こそ、楽しかったり、ワクワクしたりといったスポーツを始めた時のことを思い出してほしいと思います。楽しむこと。それが成長するためには必要なことですから」

この教室の後、エコパスタジアムではトップリーグの試合があり、教室に参加していた多くの子供たちがスタジアムへと足を運んだ。エコパスタジアムでトップリーグが開催されるのは今回が初めてだが、一万三千人を超える観客が集まった。我々の住む静岡県西部地区にはヤマハ発動機ジュビロがあり、トップレベルのラグビーを身近で観ることができる環境にある。

さらには2019年、ここエコパスタジアムにワールドカップがやってくる。我々は環境に恵まれている。これを存分に堪能しない手はない。

この日、多くの子が初めてラグビーボールに触れ、トップアスリートとプレーした。この日のことを忘れないで欲しい。この日が楽しかったことを。そして自らの意思で大きな一歩を踏み出した日であることを。

AIG Tag Rugby Tour2015

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