地域に支えられる
屈指の強豪校。
天竜中学校 サッカー部
強豪校として数々の歴史を築いてきた天竜中学校サッカー部。
一昨年、7年ぶりとなる県大会出場を果たすと、その後は3年連続で県大会へ出場し、“強豪復活”を印象づけた。
部のテーマは“自立”。
私生活でも、サッカーでも、自らがしっかりと考え行動することが求められる。
練習時間は一日2時間。強豪校としては短い方かもしれないが、練習効率を追求し、集中してトレーニングを行うことでレベルアップに繋げている。
部活が休みの日には、地域の指導者が選手たちを受け入れ、サッカーの指導をしてくれるのも同部の特徴。自由参加ではあるものの、サッカーを通じて、積極的に地域の大人たちと触れ合うことで、技術アップはもちろん、精神的にも成長し、社会性を身に付けることができている。
監督の佐野先生はこう話す。
「子どもたちはとても一生懸命取り組んでいますし、保護者の方々は熱心に支えてくれます。加えて、少年団との繋がりも強く、地域の方々が目を向けてくれています。部活動の良いところは、教員がサッカー以外でも子どもに関わる機会があるということ。さらにここには、地域の皆さんとの触れ合いがある。よって、子どもたちの成長していく場に多くの大人が立ち会える。この環境こそ、理想の部活動のあり方だと思います」
今年のチームは『一年生大会』の西部大会で優勝、『新人戦』の県大会で準優勝と好成績を連発。
目標はもちろん“県の頂点”。
地域に支えられ復活を果たした天竜中サッカー部。
この先も目が離せない。