“あいさつ”の先にある無限の可能性
赤佐四区ソフトボールクラブ
『赤佐四区ソフトボールクラブ』の取材で赤佐小学校グランドへ。
同クラブの結成は昭和43年。子供会のチームとして立ち上がり、今年で48年目となる、市内でも屈指の歴史と伝統を持つソフトボールクラブだ。
現在、団員は11名で、その内6名が女子。毎週土曜日と日曜日の二日間、一日練習を赤佐小学校で行っている。向上心溢れる子が多いため、平日の夜にピッチング練習を行うことも多々あるらしい。
同チームの監督を20年にわたって務める上野正彦さんは指導方針についてこう話す。
「一番大事にしているのは“あいさつ”。そこについては厳しく指導しています。技術面に関しては、経験豊富なコーチ、若いコーチなどさまざまな指導者がいるので、ある程度は任せていますが、「もっと上手くなりたい」という子、一生懸命にやる子に関しては、平日の夜に自宅に呼んで、トレーニングすることもあります。向上心がある子はとにかく伸びる。子供には無限の可能性があります。その可能性を引き出すためのきっかけを与えることが、我々の役目だと思っています」
取材が終わり、赤佐小学校のグランドを去ろうとした時、「ありがとうございました!」という大きな声が聞こえてきた。
振り向くと、子供たちが帽子を取り、こちらに向かって頭を下げていた。あいさつを大事にしているチーム。何とも言えないほど清々しい気持ちになり、「頑張ってください!」とできるだけ大きな声で返し、その場を後にした。
昔ながらの“気持ちのいい”チーム。そんな印象が深く心に残った。
■TEAM DATA
活動日 土・日曜日
活動場所 赤佐小学校
団員数 11名
入団条件 小学1年生から6年生