湖西市内“唯一”のソフトボールチーム。
中之郷ソフトボール
新居町中之郷地区で活動する中之郷ソフトボールは、約半世紀に渡り活動を続ける歴史あるチームだ。結成当初は子供会のチームとして発足。当時は、新居町内各地区ごとにチームがあり、町内だけでも10のチームが存在し、町内だけでリーグ戦が組めるほどソフトボールが活発な地域だった。しかし、時代の流れとともにチーム数は減っていき、現在まで存続しているのは同チームのみ。今では、湖西市内でも“唯一”となるソフトボールチームとして活動を続けている。
チームで大切にしているのは、『楽しむ』こと。練習では、キャッチボールやバッティングなど、捕る、投げる、打つの基礎技術の習得に力を入れる。今年度キャプテンを務め、一年間チームを引っ張ってきた佐原翔斗くん(新居小6年)は、「前半は人数が足りず、試合に出ることができませんでした。それでも後半は人数が増え、大会に出場でき、蒲北公園記念大会では3位入賞も果たせました。とても良い思い出です」と振り返った。新チームを率いる石田雅竜くん(新居小5年)は、「6年生が抜けるとまた人数が足りなくなります。なので、まずは仲間を増やして試合に出ること。声を掛け合って楽しく試合のできるチームにしていきたいです」と今後の抱負を話してくれた。
チームでは、餅つきやバーベキュー、夏にはキャンプなども行い、練習でもドッジボールやキックベースなど別の競技で遊んだり、親子で真剣勝負をしたりと笑い声が絶えることがない。こういった経験が子供たちの豊かな心を育んでいく。