浜名ヤンキースが“浜北決戦”を制し優勝

浜名ヤンキース

第40回選抜少年野球三ヶ日大会

平成27年4月19日と25日、26日の三日間にわたって『第40回選抜少年野球三ヶ日大会』が、三ヶ日町民グランドをメイン会場に開催された。

最初の県大会となる『しずぎんカップ』の直前に行われることもあり、県内の強豪チームが集結。レベルの高い好ゲームが繰り広げられた。

準決勝まで勝ち上がったのは、浜北支部の浜北スピリッツと掛川支部の東山口野球少年団、浜名湖支部の細江野球スポーツ少年団、浜北支部の浜名ヤンキースの4チーム。

準決勝の第一試合は、浜北スピリッツ対東山口の対戦。ともに圧倒的な攻撃力を武器にここまで勝ち上がってきた。試合は両エースが安定した立ち上がりを見せ、両チームとも無得点のまま試合が進む。試合が動いたのは3回。浜北スピリッツが足を絡めて1点を先制。その後、タイムリーヒットも飛び出し、3回が終わって2対0と浜北スピリッツがリード。
4回裏に東山口が1点を返し1点差に迫るが、6回に1点を加えた浜北スピリッツがそのまま逃げ切り、3対1で決勝進出を決めた。

準決勝第二試合は、細江対浜名ヤンキースという強豪同士の対戦。全日本学童選手権の県大会で優勝を狙う、県内屈指の強豪である細江に対し、浜名ヤンキースはジュニア大会で県大会を制覇。県を代表する両チームによる戦いとなった。

先制したのは浜名ヤンキース。細江のミスを足掛かりにヒットを重ね、初回に3点を奪取。試合の主導権を握る。その後も2回、3回と得点を重ね、3回が終わって6対0と浜名ヤンキースが大量リード。
たまらず細江は、温存していた左腕エースを投入。4回の浜名ヤンキースの攻撃を0点に抑えると、徐々に試合の流れは細江へ傾き出す。4回の裏に1点を返すと、6回の裏にはスリーランホームランが飛び出し、6対4と2点差に迫る。
だが、最終回となる7回表に浜名ヤンキースがホームランで得点を挙げ、細江は万事休す。
試合は7対4で浜名ヤンキースが勝利。

大会は“浜北対決”となった。

決勝戦は、投手の投球制限の関係から、それぞれのチームの二番手投手が登板。

試合は、先攻の浜北スピリッツが初回に先制点を挙げ、上々の滑り出しを見せる。だがその裏、浜名ヤンキースが三連打からスリーランホームランが飛び出し、大量5点を奪い逆転。その後も小刻みに得点を重ね、3回が終わって8対1と大量リード。しかし、浜北スピリッツも意地を見せ、4回に3点を奪い、4点差に迫る。
が、浜北スピリッツの追い上げもここまで。試合は9対4で浜名ヤンキースが勝利。最後は選手層の厚さが勝敗を分けた。
浜名ヤンキースは、4月上旬に行われた『はましん杯少年野球大会』に続いての選抜大会優勝となった。

選手の生き生きとした表情が多かった今大会。その中でも浜北支部のレベルの高さは目を引いた。赤佐ヤングスを含めた浜北の覇権争いから、今後も目が離せない。

大会初日は小雨に見舞われたが、二日目、三日目は“野球日和”とも言える好天に恵まれ、申し分ないコンディションの中で試合ができたのではないだろうか。

これから少しばかりの梅雨を挟み、暑さがどんどんと増していく。その暑さは“野球シーズン”の到来を意味する。

彼らにとって、今までで一番暑い夏が始まる。

浜名ヤンキース

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