浜北グリーンキッズが
西部王者に輝く。
平成29年度パナホームカップ西部支部大会
平成29年10月29日と11月5日の2日間にわたって「平成29年度パナホームカップ西部支部大会」が行われた。
大会には、浜松、天竜・浜名湖、磐田の各地区大会を勝ち上がった24チームが出場。3チームごとの予選ブロックを戦い、各ブロックの1位となった8チームが決勝トーナメントに進出するとともに、県大会への出場権を獲得する。
白須賀小学校をメイン会場に行われた女子の部で、準決勝まで駒を進めたのは、浜松相生飯田ファルコンズ(浜松1位)と浜北グリーンキッズ(天浜1位)、舞阪ミニバスケットボールクラブ(天浜2位)、湖西ミニバスケットボール少年団(天浜4位)の4チーム。
準決勝の第1試合は、グリーンキッズと湖西が対戦。試合序盤は、湖西が走力と正確なシュートを武器に試合を優勢に進め、23対17と6点をリードして前半を終える。しかし、後半に入るとグリーンキッズが盛り返す。守備を立て直し、湖西にプレッシャーをかけると、守備から連動した速い攻撃で一気に追い上げ、31対31の同点とし、最終ピリオドへ。ここからは、一進一退の攻防が続くが、最後はグリーンキッズが競り勝ち、42対40で湖西を下し、決勝進出を決めた。
準決勝第2試合は、相生飯田と舞阪が対戦。試合は、序盤から相生飯田が優位に試合を進める。個人技を武器に舞阪の守備を突破し、得点を重ね、25対11と相生飯田が14点をリードし、前半を終える。後半に入ると、舞阪が徐々にペースを握り始める。すると、最終ピリオドで相生飯田のエースが5ファールで退場。これで一気に舞阪の追い上げムードが加速。攻勢を強める舞阪に対し、相生飯田は全員で粘り強く守り、逃げ切りを図る。最後まで諦めない舞阪だったが、相生飯田が粘り勝ち、40対34で舞阪を退け、決勝進出を果たした。
決勝戦は、天浜地区1位のグリーンキッズと浜松地区1位の相生飯田の頂上決戦。
試合は、互いに譲らず、11対11の同点で第1ピリオドを終える。
第2ピリオドに入るとグリーンキッズが、持ち前の守備力で相生飯田の個人技を封じることに成功。試合の主導権を一気に手繰り寄せ、第2、第3ピリオドで試合を決めにかかる。
決め手を欠く相生飯田を尻目に、速攻とパスワークを武器に、着実に得点を重ね、34対19と15点差をつけ、最終ピリオドを迎える。何とか反撃の糸口を掴みたい相生飯田は、エースを中心に相手ゴールに迫るものの、グリーンキッズの守備に終始苦しめられ、結局、46対29でグリーンキッズが勝利。
県内屈指の激戦区と言われる天浜地区を制したグリーンキッズが西部大会も制し、西部王者として県大会に挑むこととなった。
最終順位は、浜北グリーンキッズが優勝、準優勝に浜松相生飯田ファルコンズ、3位に湖西ミニバスケットボール少年団、4位に舞阪ミニバスケットボールクラブ、5位に新居ミニバスケットボール少年団、6位に篠原ウィンズ、7位に豊田フレンズ、8位に浜松江南ジュニアバスケットボール少年団となり、浜松エリアからは、7チームが県大会へ出場する。
春の協会長杯では、新居が県の頂点に立った。
そこから半年。
6年生にとっては、最後となる大会。
悔いの残らないよう、思い切りプレーすることを期待したい。
県大会は11月19日から開幕し、12月3日に浜松アリーナで決勝戦が行われる。