浜松支部が2年連続
8度目の優勝。
第22回西部地区
少年野球オールスター大会
平成30年11月24日と12月1日に渡って、菊川運動場野球場をメイン会場に行われた『第22回西部地区少年野球オールスター大会』。この大会は、浜名湖支部から御前崎支部までの静岡県西部地区11支部が選手を選抜し、オールスターチームを結成。一日目は4ブロックに分かれてのリーグ戦を行い、二日目は各ブロック1位のチームがトーナメントを行い、“支部ナンバーワン”を決める。
浜松地区から決勝トーナメントに進出したのは、2年ぶりの優勝を目指す浜名湖支部と、2年連続、大会最多となる8度目の優勝を目指す浜松支部の2チーム。予選ブロックでは、浜名湖支部が2試合で20得点(失点3)、浜松支部は2試合で20得点無失点と圧倒的な力の差を見せつけ、ブロックを通過した。
この両チームは準決勝で激突。強風吹き荒れる中での戦いとなったが、試合巧者ぶりを見せつけた浜松が4対0で浜名湖を下し決勝進出を決めた。もうひとつの準決勝は掛川支部Bが袋井支部との緊迫した投手戦をモノにし2対1で勝利。掛川支部が決勝へと進んだ。
決勝戦は浜松支部と掛川支部Bの対戦。浜松が先攻で「プレーボール」。試合はいきなり動く。先頭打者が三塁打を放ちチャンスを作ると、続くバッターがタイムリーヒットで1点を先制。
その裏の掛川Bは、ツーアウトランナーなしからヒットで出塁。牽制悪送球の間に三塁まで進みチャンスを作る。ここで浜松はバッテリーエラーが出て1点を失い、同点に追いつかれる。2回の表の浜松は三者凡退。その裏の掛川B、先頭打者がフォアボールで出塁すると、さらにフォアボールが重なり、ツーアウトながら1塁、2塁のピンチ。この場面で掛川Bの打者の打球が三遊間の深い所へ転がる。「抜ければ1点」という場面だったが、ショートが素晴らしいカバーリングを見せピンチを防ぐ。
3回も浜松は三者凡退。嫌なムードのまま、その裏の掛川Bの攻撃。先頭打者の打球は風に押し戻されながら深く守るレフトの前に。その打球に対し、レフトが猛然とダッシュ。ダイビングキャッチで掴み取った。ファインプレーに大いに沸く浜松ナイン。このプレーを機に、試合の流れは浜松へと大きく傾く。
4回表、浜松支部はツーアウトランナーなしからセンター前ヒットで出塁。すかさず盗塁を決めチャンスを作ると、連続タイムリーやエラーなどで3点を勝ち越し。その裏の掛川Bは、ヒットとフォアボールでノーアウト1塁、2塁のチャンスを作ると、タイムリーヒットなどで2点を返した。4回が終わって4対3で浜松リード。5回はお互いチャンスを作れずに無得点。6回表。浜松の先頭打者が放った打球は力無くセンターへ。吹き荒れる強風が気になったか、これを掛川Bのセンターが落球。これで気落ちしたのか、掛川Bのピッチャーが連続四球で押し出し。この回に7つの四球と4つのエラーが重なり、浜松が大量9点を挙げ、13対3と浜松が大きくリード。
浜松は7回に2点、8回にも1点を挙げ、16対3と試合を決定づける。時間制限のため最終回となる8回裏。掛川Bは粘りを見せ、満塁から走者一掃の三塁打で意地を見せるが、最後は浜松のセンターがスーパーキャッチを見せ、「ゲームセット」。16対7で掛川Bを下し、浜松が2年連続での優勝。大会最多優勝回数を8に伸ばした。
多くの選手がこの大会を最後に学童野球を卒業。
中学ではライバルとして凌ぎを削ることになる。
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