麁玉中学校が延長を制し優勝。

令和2年度浜松地区新人戦
野球競技の部
令和2年9月26日から行われた『令和2年度浜松地区中学校新人総合体育大会野球競技の部』。この大会には浜松地区の41チームが参加し、上位14チームには西部大会への出場権が与えられる。新チームとなり初めて迎える公式戦ということもあり、今年の勢力図を知るうえで目安となる大会と言える。
準決勝に勝ち上がったのは、4試合で4失点(2完封含む)、12得点と攻守にバランスの良さが光る麁玉中学校と、準々決勝で三ヶ日中学校との投手戦(2対1)を制した丸塚中学校、試合巧者ぶりを発揮し、準々決勝で浜松開誠館中学校に競り勝った(1対0)高台中学校、安定した試合運びで勝ち上がった開成中学校の4チーム。
準決勝では麁玉中が丸塚中と対戦。この試合でも麁玉中が投打のバランスの良さを発揮し、6対2で丸塚中を撃破。もうひとつの準決勝は高台中と開成中が対戦。試合は1点を争う好ゲームとなったが、この試合でも試合巧者ぶりを発揮した高台中が2対1で開成中を下し決勝進出を決めた。
決勝戦は麁玉中と高台中の対戦。ともにここまで持ち前を発揮し勝ち上がった両チームだけあり、見応えのある試合となった。
試合は麁玉の攻撃で「プレーボール」。麁玉は先頭打者が出塁し、すぐさま盗塁を試みるも、高台キャッチャーがこれを刺しピンチを未然に防ぐことに成功。その裏の高台は、ワンアウトから四球でランナーを出すもチャンスに繋げられない。2回表も麁玉は先頭打者が出塁。この場面では盗塁が決まり、ノーアウトランナー二塁とチャンスを作る。ワンアウトとなるも相手エラーの間に、一塁、三塁と大きなチャンスを迎えるも後続が倒れ無得点。試合は、麁玉の積極的な攻撃を、高台が硬い守備で防ぐという展開が色濃く見えてきた。それぞれが三者凡退で迎えた4回表。麁玉は二つの四死球でノーアウト一塁、二塁と再びチャンスを迎えるが、高台は牽制でランナーを刺すなと、粘り強い守備で得点を許さない。その裏の高台は、ツーアウトからチーム初ヒットと盗塁で初めてチャンスを迎えるが、後続が倒れ無得点。5回表の麁玉は、この回も先頭打者が出塁。ここでも盗塁を決め、三度チャンス。その後ツーアウトながら満塁まで攻め立てるも、右方向に飛んだライナーはライトの好捕にあり得点ならず。その裏の高台は先頭打者がヒットで出塁するも、麁玉投手が二つの三振でピンチを凌ぎ、5回が終わって0対0。試合はお互い無得点のまま終盤へと突入。6回表も麁玉は先頭打者がヒットで出塁。その後も死球などでランナーをためるも、高台が硬い守備で凌ぐ。6回裏の高台は何とか足を使って打開を試みるが得点には至らない。最終回となる7回は、お互いチャンスを作り出せず、試合は延長戦へ。麁玉はワンアウトから四球で出たランナーがここでも盗塁。その後ランナーを三塁まで進めると、前進守備の間を抜けるヒットで遂に麁玉が1点を先制。その後タッチアップで1点を追加し2対0。その裏の高台は脅威の粘りを見せ、ワンアウト満塁と一打同点、さらには逆転のチャンスを作り出す。続く打者の打球は強烈に一、二塁間に飛ぶが、麁玉セカンドが回り込みダブルプレーとなり「ゲームセット」。麁玉が2対0で接戦を制した。
この2チームは西部大会でも準決勝まで進んだが、ともにベスト4で涙を飲んだ。
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