U-12フットサル選手権西部大会は
 HondaFCが大会4連覇達成。

HondaFC

第12回静岡県U-12フットサル選手権大会西部大会

平成27年1月10日と11日の両日、浜北平口サッカー場にて行われた。新年を迎え、初めての公式戦となるこの大会は、6年生にとっては小学校“最期”の試合となる。全42チームが参加し、グループリーグを勝ち上がった20チームにより決勝トーナメントが行われ、上位6チームが2月に行われる県大会へと駒を進める。

ベスト4に残ったのは、マリオFCと、浜松和田JFC-A 、HondaFC(ホンダFC)、聖隷レッドの4チーム。
準決勝第1試合は、マリオFC対浜松和田JFC-A 。パスを主体に相手を翻弄する浜松和田に対し、マリオFCは鋭い速攻にくわえ、力強いミドルシュートで応戦する展開。両チーム得点を奪い合う試合となったが、ミドルシュートが決まったマリオFCが、5対3で浜松和田を下し、決勝進出を決めた。

準決勝第2試合は、ホンダFC対聖隷レッド。共に技術レベルが高く、細かいパスで攻め上がる両チーム。お互い譲らぬ拮抗した展開だったが、試合が進むにつれ、徐々にホンダFCが主導権を握る。試合は、個人技で上回ったホンダFCが、5対2で勝利し、決勝へと駒を進めた。

決勝戦は、夏の「サンストリート浜北カップ」で優勝したマリオFCと、大会4連覇が懸かるホンダFCという“大会屈指”の好カードとなった。夏の大会でも決勝戦で戦った両チーム。その時は2対0でマリオFCが勝利している。

14時20分、決勝戦キックオフ。

手の内を知り尽くした両者。序盤戦は、ともに守備の意識を高めたため、中盤でのボールの奪い合いが続く。そんな中、均衡を破ったのはホンダFC。左サイドからのキックインを振り向きざまにダイレクトボレーシュート。これが鮮やかにゴールネットを揺らし、ホンダFC が先制。これをきっかけに、試合は一気にホンダFCペースに。再びホンダFC にビックチャンス。カウンターから一気に抜け出しキーパーと“一対一”になり、キーパーを交わしてシュート。これは戻ってきた相手にブロックされるも、こぼれ球をホンダFCが拾い中央へ。これを後ろから走り込んできた選手が強烈なシュート。これがゴール右隅に決まり2対0。このまま前半が終了した。

後半に入ってもホンダFCが主導権を握る。素早いプレスと、コンパクトにバランスが取れた守備で、ことごとく高い位置でのボール奪取に成功。相手に付け入る隙を与えない。マリオFCは、中盤を省略し、前線のターゲットマンへロングボールを集め、中盤のプレスを交わしにかかるが、ホンダFCの戻りが早く、なかなかチャンスを作ることができない。試合終盤、マリオFCが怒濤の攻めを見せるも、あと一歩のところでゴールを阻まれ試合終了。2対0でホンダFCが夏の雪辱を果たすとともに、大会4連覇を達成した。

残る2つの県大会出場枠を争った順位決定戦では、驚異の粘りを見せた神久呂SSSが浜松蒲SSSをPK戦の末に破り、県大会出場。相生SSSも県大会出場を狙ったが、袋井のチームに破れ、残念ながら、県大会出場はならなかった。

浜松から県大会へ出場するのはホンダFC 、マリオFC、浜松和田JFA-A、聖隷レッド、神久呂SSSの5チーム。県大会での奮闘を大いに期待したい。

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