熱中症になる前に
冷水でクールダウン。
高性能保冷カバー「シールド」
夏場のスポーツで気を付けたい「脱水症状」と「熱中症」。
水分補給をこまめに行うことは大事だが、それだけでは不十分で、適度な冷たい水を補給することが必要だという。そこで今回は、高性能保冷カバーを開発した株式会社イエロースタジオの平野克己社長に話を聞いた。
---いよいよ夏を迎えます。今年の夏も相当暑くなることが予想されています。例年のことですが、「脱水症状」や「熱中症」への対策が不可欠な季節となりますね。
平野 そうですね。今年も暑い夏になりそうです。となると、気になるのは「脱水症状」や「熱中症」。テレビや雑誌などで熱中症予防が呼びかけられ、水分補給をこまめに行うことが推奨されます。ただ、それでも熱中症で倒れる子が多くいます。娘がサッカーをやっていますが、これまで何度も熱中症になりかけました。十分な水分補給を行っているにも関わらずにです。「なぜだろう」と思っていた時、日本体育協会のホームページに目が留まりました。そこには、「5~15℃に冷やした水で水分補給をすることを推奨」と書いてありました。「スポーツ活動中の飲料の温度というのは、体を冷やすという観点から冷たい方がよいと考えられており、冷たい方が胃から小腸への移動も速くなるため、吸収も速くなると考えられている」とも書いてありました。まさに目から鱗。水分補給はただこまめにすればいい訳じゃなかった。冷たい水の方が、熱中症には効果的だとわかったのです。
---「冷たい方がいい」とは初耳でした。それが今回の高性能保冷カバー『シールド』の開発に繋がったと。
平野 そうです。そもそも弊社では、弁当箱用の保冷バッグの開発実績がありました。それを応用する形で、市販のスクイズボトル用の保冷カバーを作れないかと開発を始めました。
---開発にあたり苦労された点は?
平野 やはり、冷たさをいかにキープするかです。高校サッカーの試合時間は80分から90分、高校野球では平均およそ2時間となります。35℃の環境下で、いかに2時間、5℃から15℃の冷たさをキープするか。試作を幾度となく繰り返し、辿り着いたのが「保冷用」と「直射日光の反射用」のアルミシートを二重に使用すること。これにより従来品より優れた保冷性能の獲得に成功し、35℃の下で冷たさを2時間キープする保冷カバーが完成しました。この効果は、第三者機関で検証済みです。
---冷たさがキープされるということは、氷の継ぎ足しもいらない?
平野 そうです。試合中に氷を足したり、飲料を替えたりする必要がなくなりますので、マネージャーや後輩たちの仕事は減ります(笑)。氷の補充が減るということは、その分のコストも削減できますので、部費の節約にも繋がります。さらに、冷たい飲料は、ほどよく体を冷却し、熱中症の防止だけではなく、体力の持続や回復の手助けもしてくれるようです。熱中症予防だけではなく、パフォーマンスアップのためにも、『シールド』を使っていただき、スポーツに熱中してもらいたいです。既製品もございますが、部活やチームごとにオリジナルデザインのカバーも作れます。すでにさまざまな部活やチームに、お揃いの保冷カバーをお使いいただいております。Tシャツなどとお揃いにしたらカッコいいと思います。お気軽にご相談いただきたいですね。
●チームオリジナル高性能保冷カバーに関するお問い合わせ
http://www.yellow-s.com/contact.php