令和5年12月3日に開催された『サーラカップ2023決勝大会』。この大会は、U10(4年生以下)の選手たちで編成されたチームが出場。浜松地区からは、予選大会を勝ち抜いた浜松和田JFCとHondaFCの2チームが出場した。

浜松和田JFCとHondaFCが決勝大会へ。

サーラカップ2023決勝大会

令和5年12月3日に開催された『サーラカップ2023決勝大会』。大会には、U10(4年生以下)の選手たちで編成された横浜から岐阜までの16チームが出場。浜松地区からは、HondaFCと浜松和田JFCの2チームが出場した。会場となるのは、ジュビロ磐田のホームグラウンド『ヤマハスタジアム』。大会当日は、ジュビロ磐田の選手からのビデオメッセージが映し出されたり、後藤啓介選手が会場に訪れるなど、大きな刺激を受けた選手たちのモチベーションは高まり、気持ちの入ったプレーが多く見られた。

先に登場したのは和田。初戦の相手は、ジョイアFC(東三河)。和田ボールでキックオフすると、直後にスコアが動く。キックオフで下げたボールをロングフィード。これが直接ゴールに入るスーパーゴールとなり、開始早々に和田が先制に成功する。これで勢いに乗った和田は、3分にもドリブル突破からチャンスを作り、シュート。これは相手キーパーに阻まれるも試合の主導権を握った。しかし、徐々に相手がゲームに慣れ始めると一進一退の攻防が続き、1対0のまま試合は後半戦へ。後半5分、左サイドのスペースを突いてシュートを放つも、ここもキーパーに阻まれる。すると直後にコーナーキックからゴールを許し、1対1の同点に追いつかれた。勝ち越したい和田は11分、ゴール正面からフリーキックのチャンスを獲得。狙い澄ましたシュートがゴールに向かうが、惜しくもクロスバーに阻まれ、ゴールならず。試合はこのままタイムアップを迎え、PK戦へ。和田はこれをモノにし、2回戦進出を果たした。

2回戦の相手は、大会最多優勝を誇り、今大会も優勝候補筆頭に挙げられる名古屋グランパス。試合は、序盤から相手に主導権を握られ、2分、5分、7分と立て続けに失点し0対3とリードを許す。一矢報いたい和田は8分、浮き玉のパスでディフェンスラインの背後を突くと、抜け出した選手が飛び出してきたキーパーの股を抜く鮮やかなトラップで躱し、無人のゴールにボールを流し込んで1点を返す。しかし、反撃もここまで。その後、4点を奪われた和田は、1対7で名古屋に敗れ、大会を後にした。

一方のホンダは、初戦でFCヴェルダン(西三河)と対戦。開始直後、ホンダは相手の背後を突いてキーパーと1対1のチャンスを作る。ここは得点にはならなかったが、前半3分に右サイドからのクロスに合わせて先制点を奪うと、15分にも右サイドのクロスに合わせ、シュート。これは相手キーパーに阻まれるも、こぼれ球に反応した選手が押し込んでゴール。2対0として前半を終えた。後半に入ると、相手の猛攻に合い、後半6分にミドルシュートで失点を許すと、終了間際にセットプレーからゴールを許し、土壇場で同点に追いつかれる。試合は、このままPK戦に突入。このPK戦を落としたホンダは、初戦で涙を呑んだ。



宇野工業

関連記事