目標には届かなかったが、掛け替えのない仲間と過ごした3年間は大きな財産。この経験はこの先の人生において、大きな糧となるはずだ。

チーム一丸で目指した県大会。

北浜東部中学校女子バレーボール部

昨秋の新人戦浜松地区大会で5位となり、西部大会に出場した北浜東部中学校女子バレーボール部。今年のチームの武器は高い攻撃力。スパイクを打てる選手が多く、相手に的を絞らせない多彩な攻撃が特徴。秋から重点的に強化してきたサーブも大きな武器となり、攻撃から試合のリズムを掴んでいく。課題となるのは守備力。練習ではレシーブに重点を置き、守備力の強化に取り組むと共にチーム全員での声掛けを徹底。誰が取るのかを明確にし、セッターに的確にボールを返球する事で、得意の攻撃に繋げられるように心掛けてきた。週末には練習試合を多くこなし、実戦の中での声掛けも徹底。

キャプテンの笹ヶ瀬心莉さんは、「直近の練習試合ではレシーブのミスが減り、以前よりも簡単にボールがコートに落ちなくなりました」と成長を実感する。また、高いチームワークも特徴のひとつで、上級生・下級生関係なく仲が良く、ミスをした時にお互いをフォローする声掛けができる。練習中にはアドバイスを交わし、時には厳しい声を掛けるなど、全員で成長してきた。

先日行われた夏季大会の浜松地区大会では、持ち前の攻撃力とレベルアップした守備力で県大会を目指したが、惜しくもベスト16で敗退。悔しい結果に終わった。目標には届かなかったが、掛け替えのない仲間と過ごした3年間は大きな財産。この経験はこの先の人生において、大きな糧となるはずだ。


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