浜北北部中が
 惜しくも県準優勝。

第42回西部地区中学校野球大会

第42回 西部地区中学校野球大会

平成29年11月11日に天竜球場をメイン会場に、準決勝以降の試合が行われた『第42回西部地区中学校野球大会』。
各地区の予選を勝ち抜いた24チームが、来年3月に行われる『文部科学大臣杯全日本少年春季軟式野球大会』への出場権を懸けて熱戦を繰り広げた。

浜松からベスト4に進出したのは、地区大会優勝の中郡中学校と、同準優勝の浜北北部中学校。

準決勝は、中郡中が周南中学校と、浜北北部中が掛川東中と対戦。朝まで降り続いた雨の影響で、準決勝は別々の会場で行われることになり、試合開始は大きく遅れた。

浜北北部中と掛川東中の準決勝は、ともにエースが先発。

抜群のコントロールと縦に大きく落ちるカーブを武器とする浜北北部中に対し、掛川東中はめっぽう速いストレートが武器。試合は投手戦の装いの中始まった。

試合が動いたのは2回。先攻の掛川東はワンアウトからライト前ヒット。これをライトが後逸すると、ランナーは2塁へ到達。続く打者が再びライト前へ。2塁ランナーは3塁を蹴ってホームへ。ライトから好返球が返り、アウトのタイミングだったが、キャッチャーの前でボールは大きく跳ね上がり、ボールはバックネットへ。掛川東中に1点が入る。

何とか追いつきたい浜北北部中だが、相手投手の速球の前になかなかランナーを出すことができない。
浜北北部中は6回にも追加点を奪われ0対2。
結局このまま試合終了。
浜北北部中の決勝進出はならなかった。

別会場で行われた準決勝、中郡中対周南中は、中郡中が初回に1点を先制するも、4回に追いつかれ、1対1のまま特別延長へ。
特別延長では、相手エースの前に無得点だった中郡中に対し、後攻めの周南中が1点を挙げサヨナラ勝ち。
惜しくも浜松勢の決勝進出はならなかった。

県大会出場を懸けて行われた3位決定戦。

ともに投球制限の関係でエースが投げられないため、2番手投手が先発。
互いに両投手の奮闘と堅守が光り、無得点のまま試合が進む。

先にチャンスを掴んだのは浜北北部中。
4回表、内野安打で先頭打者が出塁すると、ショートゴロの間にランナーは2塁へ。続く打者はファーストゴロ。ランナーは3塁へ向かうが、ファーストが判断良くサードへ送球。2塁ランナーはアウトとなり、この回も無得点。
固い守備で投手を盛り上げる。

その後は両チームともチャンスらしいチャンスがないまま最終回へ。

浜北北部中は3番からの好打順。先頭打者がセンター前ヒットで出塁すると、続く打者もライト前ヒットで、ノーアウトランナー1塁、2塁。
バントでランナーを進めると、浜北北部中はスクイズを敢行。

虚をつかれた中郡中守備陣がもたつく間にランナー二人が生還し、浜北北部中が2点を先取。

後がなくなった中郡中の最終回の攻撃は4番からの好打順。
先頭打者は三振に倒れたものの、5番打者がレフトオーバーのツーベースヒット。
その後、振り逃げと盗塁で、ワンアウト2塁、3塁と一打同点のチャンス。
続く打者に対し追い込んだ浜北北部中バッテリーだったが、勝負球がワンバウンドし、バックネットへ。
その間にランナーが生還し、中郡中が1点を返す。

なおもワンアウトランナー3塁。ここで中郡中はバッティングスクイズを敢行。
しかしこれが三振となり、飛び出した3塁ランナーも挟まれ「アウト」となりゲームセット。

浜北北部中が3位となり、県大会出場を決めた。

県大会では、接戦を勝ち上がり決勝戦へ進んだ浜北北部中だったが、吉田中に2対3と惜しくも敗れ、全国大会出場は叶わなかった。

第42回西部地区中学校野球大会 第42回西部地区中学校野球大会 とんきい




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