『第51回静岡県小学生バレーボール大会兼静岡県スポーツ少年団バレーボール交流大会』で準優勝に輝き、3月に行われる『第20回全国スポーツ少年団バレーボール交流大会』への出場を決めた森JVC。平成18年の創部以来初となる全国大会への出場権を獲得した。
粘り強く勝ち上がり掴んだ初の全国大会。
森JVC
『第51回静岡県小学生バレーボール大会兼静岡県スポーツ少年団バレーボール交流大会』で準優勝に輝き、3月に行われる『第20回全国スポーツ少年団バレーボール交流大会』への出場を決めた森JVC。平成18年の創部以来初となる全国大会への出場権を獲得した。
今年のチームの武器は、粘り強い守備。高さがないため、相手の攻撃をしぶとく拾い続け、相手のミスを誘う。レシーブ力を武器としたラリー戦を得意とする。練習でも基本練習を大切にし、全員でカバーし合うことを徹底。ミスをしても簡単に失点しないチーム作りを進めてきた。
今年度最後となるビッグトーナメント『第51回静岡県小学生バレーボール大会兼静岡県スポーツ少年団バレーボール交流大会』。西部大会を7位で通過し、県大会への出場を決めると、県大会では、初戦で藤枝バレーボールスポーツ少年団(中部5位)にストレート勝ちを収めて上々の滑り出しを見せる。続く2回戦では広幡バレーボールスポーツ少年団(中部3位)と対戦。この一戦がチームにとって大きな岐路となった。「相手のスパイクを防ぐことができ、自分たちのバレーができた試合でした」とキャプテンの名倉希織さん(森小学校6年)が話すように、相手の攻撃を粘り強く拾い、得意のラリー戦に持ち込む。デュースの末に26対24で第1セットをもぎ取り、リードを奪った。第2セットは相手の攻撃に押され、15対21で落とすも、第3セットではサーブでチャンスを作り、最後まで拾い続ける粘り強さを発揮。15対11で奪取し、セットカウント2対1で勝利。自分たちのバレーを貫き、格上相手に金星を挙げたことで選手たちは大きな自信を得られた。その後は、準々決勝(不戦勝)、準決勝(ストレート勝ち)と勝ち上がり、遂には決勝に進出。決勝で優勝候補筆頭の青島バレーボールスポーツ少年団(中部1位)に敗れたものの、準優勝という好成績を収めた。
元気な森っ子を育てるをモットーに森町の子供たちで設立された森JVC。感謝の気持ちを大切に、挨拶、返事、準備、片付けを徹底し、バレーボールを通して人として成長する指導を続けてきた。初めての全国大会は地元開催。「自分たちのバレーをして、できるだけ勝てるように頑張ります」と名倉さん。最後まで自分たちらしく元気に明るく。彼女たちの輝く姿は、きっと町に大きな力を与える。