令和5年4月30日に開幕した『第44回静岡県バスケットボール協会長杯争奪選手権大会』の西部地区予選。5月20日に行われた決勝戦では、浜松開誠館中学校と東部中学校が対戦。開誠館が東部を圧倒し、優勝を飾った。

浜松開誠館中学校が優勝を果たす。

令和5年4月30日に開幕した「第44回静岡県バスケットボール協会長杯争奪選手権大会』の西部地区予選。大会には、西部地区の69チームが出場し、今年度初の西部王者の座を目指した。  北星中学校をメイン会場に行われた男子の部では、浜松学院中学校と南部中学校、浜北北部中学校、浜松開誠館中学校、東部中学校、江西中学校、湖東中学校、新居中学校の8チームがベスト8に進出。準々決勝では、浜松学院が南部を(102対31)、開誠館が浜北北部を(98対51)、東部が江西を(61対39)、新居が湖東を(80対45)でそれぞれ下し、準決勝進出を決めるとともに県大会への出場権を獲得した。

準決勝第一試合では、浜松学院と開誠館が対戦。序盤から開誠館が試合を優位に進める。一時は大差をつけるも、浜松学院が脅威の追い上げを見せる。しかし、最後は開誠館が逃げ切り、61対51で浜松学院を下し、決勝進出を決めた。準決勝第二試合は、東部と新居が対戦。速攻を武器とした足を使ったバスケットが持ち味の両チームの一戦は、70対61で東部に軍配が上がり、東部が決勝へと駒を進めた。

決勝戦は、第1シードを下した第4シードの開誠館対第2シードを下した第3シードの東部の一戦。互いに勢いに乗って決勝に挑んだ。開誠館は、190cmを超えるセンターを擁し、高さで圧倒的に有利に立つ。対する東部は、中を固めて体を張って泥臭く戦う。インサイドでは五分五分の戦いを見せる東部。しかし、試合の流れを掴んだのは開誠館。開始早々からオールコートディフェンスで東部に襲い掛かる。圧力のあるディフェンスに東部は思うようにボールを運ぶことができない。パスカットやスティールを次々と決め、攻めるように守る開誠館。攻守一体のうねりに東部が呑み込まれると、試合は開誠館の独壇場。あっという間に点差が開いていく。何とか一矢報いたい東部だったが、最後まで攻撃の手を緩めない開誠館が107対38で東部を退け、大会連覇を達成した。

同日程で行われた女子の部では、浜松開誠館中学校と浜北北部中学校、丸塚中学校、浜松学院中学校の4チームが準決勝に進出。準決勝では、開誠館が浜北北部を(66対47)、丸塚が浜松学院を(58対57)で下して決勝に進出。決勝は、西部新人と同カード、開誠館対丸塚。ここでも開誠館が丸塚に勝利し(72対56)、西部新人に続いて西部二冠を達成した。

男子では、浜松開誠館中学校と東部中学校、浜松学院中学校、新居中学校、浜北北部中学校が、女子では、浜松開誠館中学校と丸塚中学校、浜松学院中学校、浜北北部中学校、南部中学校が6月3日、4日に行われた県大会に出場。女子では、丸塚と開誠館が準決勝に進出。準決勝では、この2チームが対戦し、開誠館が65対30で勝利し、決勝に進出。決勝で惜しくも市立沼津高校中等部(東部1位)に敗れたものの、準優勝を果たした。男子では、唯一ベスト4に残った開誠館が準決勝で静岡大成中学校(中部2位)を72対31で一蹴すると、決勝戦でも城南静岡中学校(中部1位)に72対54で勝利を収め、県大会でも優勝を飾った。


笹田学園

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