HondaFCがPKで開誠館を下す。

第50回レッドウイング・ホンダカップチャンピオンシッ

第50回レッドウイング・ホンダカップチャンピオンシップ

令和3年12月12日に行われた『第50回レッドウイング・ホンダカップチャンピオンシップ』。昨年はコロナ禍の影響により大会は中止。十分な感染症対策が施された上で2年ぶりに開催された。この大会は、クラブチームと中学部活動が対戦する唯一の大会。

決勝戦に先立って行われた3位決定戦に挑んだのは、クラブ代表のジュビロSS浜松と、部活代表の東部中学校。序盤はお互い中盤からプレッシャーをかけ合う主導権争い。前半2分、ジュビロが右サイドを突破しクロス。ゴール前で放ったシュートはディフェンダーに当たりコーナーへ。このシュートをきっかけにジュビロが攻勢に転じる。中盤を支配すると、次々と東部中ゴールに迫る。一方の東部中はゴールキーパーを中心とした堅い守備でゴールを許さず、前半を終えて0対0。後半に入ってもジュビロの攻勢は続き、サイドを起点に次々とチャンスを作り出す。延長戦がちらつき始めた終盤、ジュビロが遂に東部中ゴールをこじ開ける。右からのコーナーキック。きれいな弧を描いたボールがゴール前の密集へ。判断良く飛び出した東部中キーパーがパンチングでクリアするが、無情にもこのボールがジュビロ選手の足元へ。無人のゴールへ流し込み、ジュビロが先制点を挙げた。1対0。試合はこのまま「ホイッスル」。ジュビロが3位、東部中が4位となった。

決勝戦は、“部活王者”浜松開誠館中学校と“クラブ王者”HondaFC(ホンダ)が対戦。開始早々チャンスを掴んだのはホンダ。前半2分、カウンターから開誠館ゴールへ迫り「シュート」。これは惜しくもキーパー正面。その後は開誠館が激しいプレスで中盤を支配し、個人技を武器にホンダゴールに迫る。一方のホンダはロングボールをサイドに散らし応戦。前半12分、開誠館が左サイドを突破すると、切り返しでディフェンダーを振りきり「シュート」。これは惜しくも上へ外れる。その後も開誠館のチャンスは続く。前半15分、フリーキックに合わせたヘディングシュートは惜しくもバーの上、前半16分には再び左サイドを攻略するもゴールならず。さらに前半20分、ゴール前の混戦からシュートを放つも、ディフェンダーに当たりコーナー。そのコーナーに対して、フリーでヘディングシュートを放つもミートできず。前半は開誠館が主導権を握ったまま終了。お互い無得点のまま後半へと入った。

後半に入ると開誠館が攻勢を強め、高い位置からのプレスを武器に、次々とホンダゴールに迫る。迎えた後半3分、ホンダ陣内でボールを奪うとすかさずスルーパス。キーパーと1対1になるとこれをかわし「ゴール」。開誠館が待望の先制点を挙げた。何とか追いつきたいホンダは、徹底して開誠館ディフェンダーの背後へロングボールを送り続ける。すると後半14分、その攻撃が実を結ぶ。ロングボールから抜け出した選手が倒され、ゴール右でフリーキックを獲得すると、飛び込んだ選手の頭にドンピシャで合いボールがネットを揺らす。「ゴール」。ホンダが1対1の同点に追いつく。勝ち越しを狙う開誠館は、激しいプレスと個人技でホンダゴールに迫るもなかなかゴールを奪えない。試合は同点のまま延長戦に入ったが、ここでも決着はつかず、PK戦の末、ホンダが優勝を飾った。

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