初の全国大会に挑む。

美薗ランニングクラブ

美薗ランニングクラブ

12月9日に大阪府の万博記念公園で開催される『日清食品カップ第21回全国小学生クロスカントリーリレー研修大会』に、静岡県の代表チームとして出場を決めた美薗ランニングクラブ。設立から12年目にして初めて全国大会という舞台に挑むことになった。

クロスカントリーリレーは、1チーム6名(男子3名、女子3名)で行われ、9kmを6人でタスキを繋ぐ。静岡県では、活動実績や競技大会などの結果を踏まえ、協会推薦で代表チームを決定。日頃の活動にくわえ、静岡国際陸上や県小学生陸上などでの結果が評価され、同クラブが静岡県の代表チームに選出された。今回大会に挑むのは、小田大賀くん、河合純星くん、清水康寿くん(ともに内野小学校)と、鈴木しえるさん(麁玉小学校)、和田愛加里さん(豊西小学校)、松本真憂さん(赤佐小学校)の6年生6名と、田光駿太くん(中瀬小学校)と犬飼梨愛さん(浜名小学校)の5年生2名。

男子エースの小田くんは、「初めての全国大会なので楽しみながら、悔いのない走りができるように頑張りたいです」と話し、女子エースの鈴木さんは、「日頃の練習の成果を発揮して、納得のできる大会にしたいです」と話した。

同クラブは、平成18年に伎倍小学校に通う児童7名からスタートした。走ることを通して人間として大きく成長するという指導理念の下、美薗中央公園を拠点に活動。指導に当たるのは、実業団のホンダ浜松で監督を務めた赤塚英男さんと、東洋大学のトレーナーを務め、北浜中学校のコーチも兼任する赤塚元さん親子。これまでにも多くの有望なランナーを育て、今年の全国中学チャンピオンの米澤奈々香さん(北浜中学校3年)もここの出身者。一流のコーチ陣から指導を受けられること、他競技との両立が可能なこと、そして、何より楽しく練習ができるということが評判となり、子供だけではなく、多くの保護者が自主的にランニング指導に参加。7名からスタートした同クラブは、現在では約200名の選手が所属するまでになった。

今大会で監督を務める赤塚元さんは、「今年は、クロスカントリーに向けて山登りをしたり、アップダウンのあるコースを走ったりと、大会に向けて準備をしてきました。そんな中で今回、全国大会という舞台を与えてもらい、とても嬉しく思います。子供たちには、その舞台でしかわからないことや、感じることができないことを経験して、初めての全国大会を目一杯楽しんでほしいです」と話す。

日頃の活動が評価されて掴んだ初めての全国という舞台。これは、巣立っていった先輩たちが築き上げてきた歴史の上に成り立っている。先輩たちが走ることができなかった舞台を存分に堪能し、静岡県の代表として、悔いのない走りを見せてほしい。そして、今後は彼らの後を追いかける後輩たちの道標として、全力で走り続けてほしい。

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