最高の仲間と掴んだ県ベスト4。
浜北グリーンキッズ
新チームとなり迎えた新人戦では天竜浜名湖地区で準優勝。手応えと自信を得ることができた。コロナ禍で春以降の大会は軒並み中止。練習もままならない中でも、選手たちの意欲が落ちることはなかった。休校期間は全体練習が行えなかったものの、それぞれが個人スキルの上達を目指し、トレーニングに励んだ。「練習がなくてもボールを触らない日はなかった」と選手たちは話し、「練習再開時には上手くなっている子もいて、自分でしっかりと練習してきたんだなと感じました」と小野田監督は目を細めた。
チームのモットーは、『礼儀の正しさ、声の大きさ、切り替えの早さ』。バスケットの技術はもちろんだが、人として、スポーツマンとしての在り方を身につける。練習では基本技術の習得を徹底し、中学や高校でも活躍できる土台作りに力を入れる。
今年のチームの特徴は、12名の6年生の絆の強さと多数のポジションをこなせるユーティリティ制。戦局や戦術によってメンバーを替えながら戦えるチーム力が最大の武器。秋の選手権では、その力を存分に発揮し、6年ぶりに東海大会への出場権を獲得する県ベスト4進出を果たした。
最高の仲間に出会えた6年間を終え、彼らは中学へと戦いの舞台を移す。別々の中学に進学し、今度はライバルとしてコートで会う選手もいる。これからも切磋琢磨しながらそれぞれの目標に向かって進んでいく。
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