丸塚中学校が準優勝。6チームが県大会へ。
第49回レッドウイング・ホンダカップ
令和2年10月24日に開幕した『第49回レッドウイング・ホンダカップ』。例年であれば、西部地区の全チームが予選リーグに出場し、上位2チームが決勝トーナメントに進んだが、今年はコロナ禍で試合日数を減少。各地区大会の上位チームのみが集まる上位トーナメントと、下位トーナメントの2つに分けて行われ、上位トーナメントに出場した28チームの内、上位12チームが県大会へと出場する。
浜松地区から上位トーナメントに出場したのは、浜松地区新人戦の上位16チーム。その中で、丸塚中学校、南部中学校、浜松開誠館中学校、湖東中学校の4チームがベスト8進出を果たし、県大会への出場権を獲得した。
準々決勝では、丸塚中が南部中を1対0で、開誠館中が周南中学校を7対0で、湖東中が豊岡中学校を1対0で下し、準決勝へと進出。準決勝の第一試合では、丸塚中と開誠館中が対戦。0対0のまま試合はPK戦へ。このPK戦を制した丸塚中が決勝進出を決めた。第二試合では、湖東中が竜洋中学校と対戦。お互いに1点を奪い合い、1対1のままタイムアップ。こちらもPK戦へともつれ込んだが、湖東中は惜しくも敗れ、決勝進出はならなかった。
決勝戦は、丸塚中と竜洋中の一戦となった。丸塚中は前線を厚くし、サイド攻撃を主体にゲームを作る。対する竜洋中は、中盤を厚くし、大型のワントップを起点に波状攻撃で打開を図った。
最初にチャンスを作ったのは丸塚中。前半5分、カウンターから持ち上がった選手がスピードで相手を振り切り、ピッチを独走。ラストパスを受けた選手が狙いすましてシュートを放つが、枠を捉えられない。12分には、相手のパスミスを前線で奪い、抜け出した選手がキーパーと1対1となったが、ここは竜洋中守護神の好セーブに合い、得点ならず。15分には、ロングボールから抜け出した選手が相手との競り合いに勝ち、シュート。ゴールネットを揺らすも接触時のファールを取られ、ノーゴール。再三に渡り丸塚中が決定機を演出したが、得点には至らなかった。前半終了間際に竜洋中にチャンスを作られるも防ぎ切りスコアレスで試合を折り返した。
後半に入っても数多くのチャンスを作ったのは丸塚中。後半7分には右サイドから崩し、20分には左サイドからのカットインでチャンスを作るもどちらもシュートは枠の外へ。決定機を生かすことができず、試合は終盤へと向かう。次第に間延びした展開になると竜洋中が猛攻。中盤でのボールの奪い合いを制し、ワントップにボールを供給しチャンスを作る。しかし、丸塚中センターバックの2人が絶妙なバランスでこれを封じ込み、決定機を作らせない。お互いに得点を奪えないまま、試合終了のホイッスル。試合は、前後半5分ずつの延長戦でも決着がつかず、PK戦へ。PK戦の末に惜しくも敗れた丸塚中だが、準優勝という成績を収め、西部2位で県大会へと出場する。
県大会へは、丸塚中のほか、3位の開誠館中と4位の湖東中、5位の南部中に順位決定戦を勝ち上がった10位の天竜中学校と12位の八幡中学校を加えた5チームが出場する。
また、下位トーナメントでは東部中学校が優勝を果たし、浜名中学校が3位、江南中学校が4位という成績を収めた。
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