浜松選抜台湾遠征レポート。
第29回国際親善中学野球
浜松選抜台湾遠征
浜松地区の中学野球部から選抜された42名で構成された『浜松選抜』。H、Oの2チームに振り分け、静岡県親善野球大会に参加した後、台湾遠征へ。令和元年8月17日から21日の5日間に渡って行われたその大会の模様をレポートする。
令和元年8月17日から行われた『台湾遠征親善試合』。浜松選抜Oチームは中山國中学校と対戦。初回、先頭打者の磯野(開成)がヒットで出塁する。1死3塁となり、キャッチャーの悪送球の間にホームに返って、幸先良く先制する。その後、キャプテン山岸(三ヶ日)が、フェンスダイレクトの2ベースヒットを放つと、すかさず盗塁を決め、再び1死3塁。続く打者の内野ゴロの間に1点を加えた。先発の小野(三ヶ日)も2回を無失点で切り抜け、2対0で迎えた3回。相手の打線が爆発。3回に3点を奪われ逆転を許すと、4回に5点、5回に4点を献上し、大差をつけられる。Oチームも鈴木悠雅(東部)のホームランなどで2点を返すが、4対14で大敗。黒星スタートとなった。
翌日は、陽明國中学校と2試合を戦った。初戦のAチーム戦では、0対0で迎えた2回、酒井(中郡)が出塁すると、ヒットと四球でチャンスを広げる。ここから4連続のタイムリーが飛び出し、7点を先制。4回にも2点を追加し、9点をリードする。最終回に3点を奪われるも、9対3で勝利し、台湾での初勝利を挙げた。続くBチームとの一戦。1点を先制されて迎えた4回、1死から3番山岸がセンターオーバーの3ベースヒットを放ち、チャンスを作ると、4番近藤(三方原)のタイムリーヒットで試合を振り出しに戻す。5回には、エラーと死球でチャンスを作ると、バッテリーエラーで2点を追加し、打席には前の打席でタイムリーヒットを放っている近藤。ここでも4番がタイムリーヒットを放ち、さらに2点を追加。投げては、小野、鈴木偉央(麁玉)の継投で1失点に抑え、6対1で勝利。2勝1敗で台湾遠征を終えた。
一方のHチーム。初戦の中山國中戦は、2回、1死1、3塁から小出(細江)がセーフティスクイズを決め1点を先制する。3回には、山田(丸塚)がヒットと盗塁で無死2塁のチャンスを作ると、続く打者の内野ゴロの間に3塁へと進塁。ここで相手に送球エラーが出ると、その間にホームに返り追加点を挙げる。1点を返され、迎えた5回。ヒットとエラーで1点を追加し、なおも1死3塁。ここで、鈴木勇斗(浜名)が右中間へ会心の一打。相手の中継が乱れた隙に打者走者もホームへと返り、さらに2点を追加し、5対1とした。その裏に2点を返されるも、6回に1点を追加し、6対3。初戦を白星で飾った。
翌日は、陽明國中と2試合。1試合目では打線が爆発。初回に1点、2回に2点を追加した3回。2死3塁で、服部(丸塚)が四球を選び1塁へと進むと、そのままベースを蹴り、2塁へ。虚を突かれた相手投手が慌てて2塁へ送球するが、この間に3塁ランナーがホームイン。この回も2点を追加。試合の流れを完璧に掴んだHチームは、5回にも2点を挙げた。投げては、先発の羽切(曳馬)が、緩急をつけた投球で4回1失点の好投を見せると、代わった玉田(北浜東部)、鈴木貴都(曳馬)も無失点に抑えて、7対1で勝利を収めた。
2試合目は、3回に平井(丸塚)、6回に山田(丸塚)のタイムリーで1点ずつを奪うと、守りでは服部、平井の夏季大会優勝バッテリーが相手を翻弄。服部が3回2安打無失点で試合の流れを作ると、細窪(引佐南部)が繋ぎ、最後は山田(丸塚)が3回無失点で締め、2対0で勝利。3連勝を飾って台湾遠征を終えた。
※写真は合同練習時のものです。
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