与進ミニバスが2年ぶり西部王者。
第3回静岡県バスケットボール協会長杯争奪
選手権大会西部支部大会
令和元年6月15日、16日の二日間に渡って行われた『第3回静岡県バスケットボール協会長杯争奪選手権大会』の西部支部大会。浜松、天竜浜名湖、磐田の各地区大会を勝ち上がった24チームが出場。3チームずつの予選リーグを戦い、各リーグの1位が決勝トーナメントに進出するとともに、県大会への出場権を獲得する。
引佐総合体育館をメイン会場に行われた男子の部で県大会出場を決めたのは、与進ミニバス(浜松1位)、浜松南レイカーズ(浜松2位)、有玉ミニバス(浜松5位)、新居ミニバス(天浜1位)、湖西ミニバス(天浜2位)、引佐ミニバス(天浜3位)、浜松西ミニバス(天浜4位)、浅羽ミニバス(磐田1位)の8チーム。
決勝トーナメントの初戦では、引佐が浅羽を(47対37)、湖西がレイカーズを(39対30)、与進が有玉を(53対29)、新居が浜松西を(42対34)それぞれ下し、準決勝進出を決めた。
準決勝第一試合は、引佐対湖西の対戦。試合序盤はお互いに主導権を握らせず、22対20と引佐が2点をリードするも、拮抗したまま前半を終える。しかし、後半に入ると湖西が主導権を握る。逆転に成功すると、追いすがる引佐を振り切り、45対32で湖西が勝利。決勝進出を決めた。
準決勝第二試合は、与進と新居が対戦。浜松地区と天浜地区の1位同士の対戦となったこの一戦。前半は、23対20と終始リードを保った与進が3点をリードして試合を折り返す。後半に入っても逃げる与進と追う新居という構図は変わらず、集中力を切らさず、最後まで逃げ切った与進が40対36で新居を振り切り、2年ぶりの決勝進出を決めた。
決勝戦は、湖西と与進の一戦となった。試合は、2年ぶりの王座奪還を目指す与進が序盤から湖西を圧倒。パスカットからの速攻で点差をみるみる広げ、22対10とリードして第1ピリオドを終える。第2ピリオドに入っても、堅守速攻の与進の前に、湖西は攻撃の芽を摘まれ、思うように攻めることができない。ボールは運べるものの、ミスが目立ち、シュートレンジで仕事をさせてもらえない苦しい時間帯が続く。ここでも点差を広げた与進が35対16と大きくリードして前半を終えた。
後半に入ると、湖西はオールコートディフェンスで試合の流れを掴みにかかる。開いた点差を埋めるべく、前からボールを奪いに行くと、徐々にではあるが、与進にミスが出始める。すると終盤、湖西のエースが躍動。中でも外でも点の取れるスコアラーを中心に少しずつ点差を詰めていく。あと少しで与進の背中が見え始めるという所で、与進がタイムアウト。コーチからの檄を受け、目の色を変えた与進は、再度湖西を突き放しに掛かる。大差で緩んだ気持ちを引き締め、貪欲にゴールに向かう姿勢を取り戻すと、持ち前の運動量と高い技術で再び点差を広げる。最後まで湖西にリードを与えなかった与進が、63対44で勝利。2年ぶりとなる西部王者に輝いた。
また、同日に行われた女子の部では、新津ファイティングビーズが浜松北クリエイターズとの浜松決戦を制し、優勝を果たした。この2チームのほか、湖西ミニバスと芳川北ワイルドキャッツ、浅間ドルフィンズ、浜松フェニックス、新居ミニバス、相生飯田ファルコンズの6チームが県大会に出場する。
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