ジュニアアスリートのための
特別メンタルトレーニング

レッスン12
リーダーとフォロワー
今年に入り、多くの中学生選手と関わるようになりました。
その中で、いろいろと話をしていくと、気になることが出てきました。
それは、“リーダー”についてです。
今回は、そのリーダーについて考えてみようと思います。
まず、下記の質問について考えてみてください。
書けましたか?
では、解説です。
私が行っている講座でのことです。
体幹&メンタル講座は、さまざまなスポーツ、学年の選手が参加し、受講期間も3ヶ月から1年以上とバラバラです。そのため、なかなかコミュニケーションの取れない選手が多かったので、リーダーとフォロワーについて考えてもらいました。
あるゲームをした時に、「リーダーは誰だった?」と聞くと、「Aくん」、「Bくんはいっぱい指示を出してくれた」、「Cくんは声をよく掛けてくれた」と、それぞれに違った意見が出ました。
少し意地悪ですが、さらに、「で、誰がリーダーなの?」と聞くと、みんな黙ってしまいました。そこで、「じゃあ、自分たちのチームだと誰がリーダーをしているの?」と聞くと、「キャプテンじゃん」、「キャプテンしかいないでしょ」と、ここでは満場一致で当たり前のようにキャプテンと答えました。
「じゃあ、キャプテンがいなかったら?」と聞くと、「副キャプテンでしょ」と答えました。「じゃあ、話を戻すけど、さっきのゲームでは誰がリーダーだった?」と聞くと、また黙ってしまいました。
これについて皆さんは、どう思いますか?
話をしていくと、選手たちは、勝手に序列を作っていることがわかりました、チームで、「あいつがキャプテンだから」、「俺は関係ないから」なんてことがあれば、チームはまとまりませんよね。スポーツでは、試合に出られる選手が限られていて、試合に関われない選手は役割がなくなていき、興味を失ってしまいます。
私は、試合に出られない選手たちが、練習や応援でも、場面場面で役割を与えられ、その場面場面でリーダーになれれば良いと思います。この部分が、学生が行うスポーツで、とても大切な部分ではないでしょうか?
関連記事
PICKUP
-
令和5年6月10日に三ヶ日中学校野球部で投球を数値化できる最新機器「ラプソード」による測定が行われた。プロトレーナーが数値を基に練習方法などを指導し、選手たちは各々の課題に向き合った。野球ジュニアアスリート浜松 -
ジュニアアスリートプラス最新号 12月20日(金)発行。その他ジュニアアスリート浜松 -
新人戦の浜松地区大会の400mメドレーリレーと400mフリーリレーで2位となった三方原中学校。選手の多くは部活動の他にスイミングクラブにも所属し、一日に5〜6km泳ぎ込む。水泳ジュニアアスリート浜松 -
まずは夏の浜松地区大会5連覇中の浜北北部に勝つこと。そして東海大会に出場することが目標です。ソフトボールジュニアアスリート浜松 -
一戦一戦を必死に戦います。野球ジュニアアスリート浜松








