清く、正しく、美しく
空手を通し己を磨く。
国際空手道連盟極真会館
静岡県西遠愛知県東三河支部
フルコンタクト空手として全世界に道場をもつ『国際空手道連盟極真会館』。
浜松地区は、静岡県西遠・愛知県東三河支部に属し、西伊場町や大蒲町など浜松・湖西市内に10の道場を構える。現在は、幼稚園から中学3年生までの少年部で約200名の子供たちが汗を流している。
フルコンタクト空手とは、寸止めではなく、直接打撃制を用いた空手。強さを求める者にとって“極真”は憧れの武道であり、同支部からもこれまでに日本チャンピオンや国際大会で活躍する門下生を数多く輩出。多くの門下生が空手を通して、己を鍛え、自分自身を磨き上げている。
「空手を通して、自発的に努力し、向上心を持って頑張ることができることを目指しています」と話すのは、支部長を務める石黒康之氏。
「強くなることで自分に自信が持てるようになります。しかし、強いだけでは、片手落ち。強さと同じくらい人格形成は大切です。武道家として、その両方を合わせもった人間になってほしいと思います」と続ける。
2020年の東京オリンピックで空手が正式種目となった。
これを受け、国際空手道連盟は、新ルールを制定するなど、子供たちに新しい目標を与えられるよう、オリンピックを目指せる環境づくりを進めている。
清く、正しく、美しく。その言葉通り、子供たちは、これからも誠実に自分と向き合い、自らで考え、心身を鍛錬し、強さを身につけ、人間として大きく成長していく。