勝つべき相手は
昨日の自分。
砂丘白脇子供会
ポートボール
結成から約40年が経過した『砂丘白脇子供会ポートボール』。
昨年4月に砂丘と白脇が合併し、新たなチームとなり、まもなく1年が経つ。
現在は、砂丘小学校と白脇小学校に通う19名の女子が所属。
練習は走るメニューを中心に、実戦形式の5×5などを行い、中学や高校でも通用する体力と技術の習得を目指す。
30年以上チームを率いる中田勝代監督に話しを聞いた。
「とにかく“勝つこと”を目標に活動しています。試合に勝つことも大事ですが、自分自身に勝つことも重要だと考えます。疲れてもう動けないと感じてからもう1本走ることができるか、その頑張りこそがこの先の人生に生きてくるはず。練習中は常に厳しく接するようにしています。ふたつのチームが合併した最初の年ということで、人間関係を心配していましたが、今年のチームはとにかく仲が良い。通う学校は違っても、仲良く活動してくれていることを一番嬉しく思っています」
キャプテンの中山さちさん(白脇小6年)はこう話す。
「ポートボールを始めた2年生の頃から、週末の練習がとても楽しみでした。1月に行われた『五輪カップ(全国大会)』では優秀選手賞をもらえてとても嬉しかったです。一緒に厳しい練習を乗り越え、喜びを分かち合った仲間たちと、中学ではバスケットボール部に入りたいと思っています。どんなに辛い時でも、自分に勝てるように頑張りたいと思います」
勝つべき相手は、対戦相手というよりも昨日の自分。
その積み重ねが、輝く未来へと繋がる。