HondaFCがPK戦を制し、優秀チームに。
サーラカップ2020 決勝大会
令和2年12月19日に開催された『サーラカップ2020決勝大会』。この大会は、U10(4年生以下)の選手たちで編成されたチームが出場し、例年は、横浜から岐阜までの16チームが出場していたが、今年はコロナ禍により規模を縮小。西三河、東三河、浜松、天竜東地区の代表9チームが出場。浜松地区からは、HondaFCと静大附属FCの2チームが出場した。会場となるのは、ジュビロ磐田のホームグラウンド『ヤマハスタジアム』。憧れのトッププレイヤーたちの主戦場で試合ができるとあって、選手たちのモチベーションは非常に高く、熱戦が繰り広げられた。
今大会は、3チームずつ3ブロックに分けられ総当たりで対戦。各リーグで優秀チームが選出された。
ホンダの初戦の相手は、ラランジャ豊川(東三河)。試合は、序盤からホンダペース。前半4分、右サイドを突破し、シュート。これは相手キーパーに阻まれるも、6分には中央から直接フリーキックで、9分には中央突破から立て続けにゴールに迫る。ゴールには至らなかったが、良い流れで試合を折り返す。ホンダは、後半に入ってもサイドを起点に立て続けにチャンスを作る。後半2分には、カウンターから決定機を作り、その後のコーナーキックでもシュートを放つが、どちらも相手キーパーの好セーブに阻まれる。後半10分、相手の不用意なバックパスを見逃さなかったホンダは、ボールを奪い、シュート。これがゴールネットを揺らし、待望の先制点を奪った。その後は、一進一退の攻防となったが、最後まで1点を守り切ったホンダが1対0で勝利した。
2試合目は、刈谷南FC(西三河)と対戦。ホンダは、開始直後に幸先よく先制に成功すると、4分、7分と立て続けに追加点を挙げ、3対0とした。しかし、8分、12分と失点し、3対2。勝てばブロック優勝が決まるホンダだったが、後半7分に遂に追いつかれ、3対3の同点で試合終了。お互いに1勝1分けで並んだため試合はPK戦へと突入したが、このPK戦を制したホンダが優秀チームに選出された。
附属の初戦の相手は、大会最多優勝を誇る名古屋グランパス(西三河)。強豪との対戦となったが、附属は奮闘。高い技術でゲームをコントロールするグランパスに対し、附属は縦に速い攻撃で得点を狙う。すると、前半10分。右サイドから中央へ送られたボールを拾った選手が思い切りよくシュート。これがゴールネットに突き刺さり、附属が先制に成功。1対0とリードして前半を終えた。後半に入るとグランパスが猛攻。附属は守備一辺倒となるが、最後のところで体を張り、ゴールを死守する。しかし後半11分、コーナーキックから失点すると、その2分後にもゴールを許し、1対2と逆転負け。善戦するもあと一歩及ばなかった。2試合目の相手は田原FC(東三河)。附属は、相手のミスもあり早々と1点を先制すると、そこからはゴールラッシュ。3分、5分、8分と立て続けに3点を奪い、4対0で前半を終える。後半さらに1点を追加した附属が、5対0と田原に圧勝。1勝1敗で大会を終えた。
コロナ禍という異例の状況の中でも、こうして仲間と一緒にサッカーができる喜びを感じ、今できること、今しかできないことを積み重ね、これからもサッカーを全力で楽しんでほしい。
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