令和6年11月2日から始まった『第39回西部地区U14新人バスケットボール大会』。舞阪総合体育館をメイン会場に行われた女子の部では、浜松開誠館中学校が優勝。大会3連覇を達成した。

浜松開誠館中が圧巻の3連覇。

フェニックス・ベルテックスpresents 第39回西部地区U14新人バスケットボール大会

令和6年11月2日から4日間にわたって行われた『フェニックス・ベルテックスpresents第39回西部地区U14新人バスケットボール大会』。舞阪総合体育館をメイン会場に行われた女子の部には、西部地区の66チームが出場。新チームで初となる西部王者と上位4チームに与えられる県大会への出場権を争った。

ベスト4まで勝ち上がってきたのは、浜松開誠館中学校と浜松学院中学校、与進中学校、浜北北部中学校の4チーム。準決勝第一試合では、開誠館と浜北北部が対戦。序盤から大きくリードしたのは、前回王者の開誠館。浜北北部に付け入る隙を与えず、40対10と大量リードで後半へ。後半も攻撃の手を緩めない開誠館が、67対21のトリプルスコアで勝利。守備でも魅せた開誠館は、全てのピリオドで二桁得点を許さない完璧な試合運びで決勝に駒を進めた。

準決勝第二試合は、浜松学院と与進の一戦。こちらも序盤から大差がつく展開。34対9と浜松学院が大量リードで後半へ。後半に入ると与進も反撃。47対29と点差を18点まで縮めて最終ピリオドへ。しかし、反撃も及ばず55対33で浜松学院が勝利を収めて決勝進出を決めた。

決勝戦は、昨年と同じく開誠館対浜松学院。試合は、序盤から開誠館が主導権を握る。ベンチも大きな声を出し、一体感のある雰囲気で試合に入ると、今では代名詞となってきたオールコートディフェンスで一気にペースを掴む。攻めるように守り、トランジションを活かしたバスケットを展開。自分たちの強みを存分に発揮し、15対4、16対6、14対6と各ピリオドで浜松学院を圧倒。45対16と大差をつけて最終ピリオドを迎える。終盤意地を見せた浜松学院が怒涛の追い上げを見せるも大局は変わらず、50対35で開誠館が浜松学院を下して大会3連覇を達成した。

最終順位は、優勝が浜松開誠館中学校、準優勝が浜松学院中学校、3位決定戦を制した与進中学校が3位、4位に浜北北部中学校となり、この4チームが来年1月に行われる県大会に出場する。

開誠館の強さ、選手層の厚さが際立った今大会。その中で快進撃を見せて周囲を驚かせたのが入野中学校。新人戦の浜松地区大会では予選リーグで開誠館、浜松学院と同組となる不運な組み合わせもあり予選敗退。仕切り直しで挑んだ今大会。初戦を突破すると、丸塚中学校(浜松7位)、福田中学校(磐周2位)を下してベスト8に進出。順位決定戦では勝利こそ挙げられなかったが、5位の三方原中学校、7位の南部中学校と共に、上位陣を脅かすチームとして、またひとつ成長が楽しみなチームが現れた。

また、同日程で行われた男子の部では、与進中学校と新居中学校、浜松開誠館中学校、浜松学院中学校の4チームがベスト4に進出。県大会への出場権を獲得した。準決勝では、与進が新居を74対42で、浜松学院が開誠館を54対53で下して決勝に進出。新人戦の浜松地区大会と同カードとなった決勝戦。その時は、56対40で与進が勝利している。リベンジを目指した浜松学院だったが、ここでも与進が強さを見せ、65対44で浜松学院を退け、3年ぶりに西部王者に輝いた。


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