17年ぶりの県王者を目指して。
浜松開誠館中学校女子バスケットボール部
新人戦浜松地区大会で準優勝、続く西部大会では優勝を飾った浜松開誠館中学校。
県大会でもベスト4進出を果たし、今年もその実力は県内屈指と言えよう。
真面目な生徒が多く、真剣に練習に取り組む姿が印象的な同部。
高い意識の下、緊張感のある練習は目を見張るものがある。
サイズは、それほど大きくないものの、優れた身体能力と確かな技術で好成績を収めてきた。
県外の強豪校や高校生と練習試合を重ね、実戦経験を積むと共に、練習では、身体がぶれることなくプレーできるよう足腰を強化。
オフ・ザ・ボールの動きや、勝負を分ける一瞬に対応できる瞬発力の向上を図ってきた。
昨年末、同校の高校生がウィンターカップで全国ベスト8という新たな歴史を作った。
しかし、彼女たちも中学最後の大会は県ベスト8で敗れ、中学生活を終えた。
悔しさを糧にして、努力を積み重ねた末に掴んだ栄光なのだ。
そんな先輩たちの背中を間近で見てきた彼女たち。
努力は裏切らないことを知っているからこそ、貪欲に勝利を目指して練習に打ち込むことができる。
自分たちが積み重ねてきたものの真価が問われる戦いがまもなく幕を上げる。
目指すは、17年ぶりの県大会優勝。
そして、5年ぶりとなる全国大会出場だ。