積み重ねた努力の先。
浜松相生飯田ファルコンズ
団員不足という問題を抱えていた『浜松相生ミニバスケットボール少年団』と『浜松飯田ノーティドックス』が、平成23年に統合して結成されたミニバスケットボールチーム『浜松相生飯田ファルコンズ』。
全国制覇を成し遂げている名門チーム同士の統合ということもあり、チーム力は飛躍的にアップ。結成初年に、『パナホーム静岡カップ』で県大会を制覇すると、そのまま勢いに乗り、全国大会で3位に輝いた。
その翌年も同大会で県大会を制し、連覇を達成。県内屈指の“強豪”としてその名を轟かせた。
礼儀を徹底し、厳しい環境の中で強い精神力を養っている同チーム。
週に5日ある練習では、厳しい声が飛び交い、決して生ぬるい環境ではない。
それでも子供たちは折れることなく、高い向上心の下努力を重ね、飛躍的な成長を遂げている。
「今年は経験の少ない子が多く、まだ始めて半年くらいの子もいます。なので、まずは基礎体力と個人技術の向上を図っていきたいと思います。今の自分たちの位置をしっかりと把握し、課題を克服しながら、目標をひとつずつ達成していく。そうすることで、子供たちは確実に成長していきます。厳しくて苦しいこともあると思いますが、それを乗り越えて、最後には笑って終われる一年にしたいです」と佐々木監督は話す。
愛情があるからこそ厳しさがあり、成長を実 感できるからこそ努力ができる。
彼女たちの可能性は間違いなく無限大。
だが、その可能性も努力を怠れば、ただの可能性で終わってしまう。
努力を積み重ね、再び“全国の舞台”へ。
彼女たちの戦いはこれからだ。