空中を美しく舞う。
湖西トランポリンクラブ
平成元年に設立された『湖西トランポリンクラブ』。
湖西市勤労体育センターを拠点に、週一回活動。現在は12名の子供たちが所属している。
今年で29年目を迎えた同チームのモットーは、“楽しく演技”すること。
入団時には、トランポリンに乗ったことがない子がほとんどだが、年に一度行われる『バッジテスト』に向けて、それぞれが目標を持って練習に励んでいる。
トランポリンの魅力は、何と言っても、他競技では味わうことができない“空中感覚”。
できないことを少しずつできるように努力し、それができた時の喜びを味わい、より難易度の高い技ができた時の快感は“格別”だという。
そしてもうひとつトランポリンの魅力がある。
それは、体幹やバランス感覚を鍛えることができるという点。現在では、様々な競技のトップアスリートがトレーニングメニューにトランポリンを取り入れており、その成果は高く評価されている。
所属しているほとんどの子はバッジテストを目標に楽しく練習しているが、トランポリンは“オリンピック競技”でもある。
そのため、同クラブにはオリンピックを目指して競技に取り組む選手も在籍。
卒団生の中には、トランポリンの名門中学へと進み、全日本選手権で好成績を挙げるなど、本格的にオリンピックを見据える選手もいる。
これらの選手が彼らの目標。
活躍する先輩たちが、彼らが目指す場所なのだ。
トランポリンは“楽しい”。
これから始めるスポーツとしては最適に思える。
だが一方で“奥が深い”スポーツ。
一度の体験でその魅力に取り憑かれる可能性がある。