浜松選抜が
3年ぶり二度目の優勝。
第8回 ナガセケンコー杯
京都府KWB野球秋季大会
平成28年11月12日(土)と13日(日)の二日間に渡って、『第8回 ナガセケンコー杯 京都府KWB野球秋季大会』が、京都市左京区の岡崎公園野球場にて開催された。
この大会は、軟式野球と硬式野球の橋渡しとして使用されているKWB(旧Kボール)を使用した大会。
地元の京都を始め、大阪や兵庫、愛知といった“野球どころ”が集まって開催され、今回で8回目を数える。
浜松地区からは、中学トレセンの選抜選手で構成された“浜松ケイ・スポーツBC Jr(以下浜松選抜)”が出場した。
初戦の相手は、地元の“京都宇治ベースボールクラブ”。
浜松選抜は、先発の吉田康一郎くん(中部中)が相手打線を寄せつけないピッチングでノーヒットに抑えると、その後を引き継いだ後藤祐杜くん(都田中)もヒットを打たれることなく無失点で抑え、二人で“ノーヒットノーラン達成”。
試合は3対0で浜松選抜が勝利した。
準決勝の相手は、兵庫県の選抜チーム“MAJOR HYOGO 2nd stage”。
“県選抜”という強豪なだけに苦戦が予想されたが、浜松選抜が2回と3回にスチールとランエンドヒットなど足を絡めて2点を先制。
投げては、前の試合でも好投した後藤くんが相手打線を翻弄し、散発無失点の完封勝利。
決勝へと駒を進めた。
決勝の相手は、大阪泉州地区選抜の“チーム大阪”。
ここまで無失点で勝ち上がってきた浜松選抜だったが、この試合では先発投手がいきなりつかまる。
1回表にいきなり5点を奪われ劣勢に立たされる。
浜松選抜は3回と4回に1点ずつ返し、2対5と3点差に詰め寄ったが、逆に5回と6回に1点ずつ追加され、2対7と再び5点差に。
それでも諦めない浜松選抜は6回裏に2点を返し、4対7と3点ビハインドで最終回へ。
先頭打者が粘りフォアボールで出塁。
一死後、叩きつけた打球はボテボテの内野ゴロ。
打者は諦めずに全力で走り、一塁へ気迫のヘッドスライディング。
「セーフ!」
内野安打となり、ワンアウトながらランナー1塁、2塁。
するとここで、気落ちしたのか、相手投手が大乱調。
フォアボールにくわえタイムリーヒットも飛びだし、瞬く間に7対7の同点に追いつく。
なおも二死満塁。
一打“サヨナラ”のチャンス。
「カキーン!」
快音を残した打球はセンター前へ。
「サヨナラ!」
誰しもがそう思ったのだが、その前に1塁ランナーが2塁でまさかの封殺…。
得点は認められず、試合はサドンデス(無死満塁)の延長戦へと入った。
ここでベンチは、初戦、準決勝と好投を見せた後藤くんをマウンドへ送り出す。
8回はお互い2点を奪いあい、運命の9回へ。
後藤くんが相手を0点に抑えると、その裏、中根遼介くん(麁玉中)がライト前ヒットを放ち、浜松選抜が「サヨナラ勝ち!」
3年ぶり二度目の優勝を果たした。
なお、大会MVPには後藤祐杜くん(都田中)が選ばれた。
高校での彼らの活躍が楽しみな大会となった。
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