県の代表として
浜松の中学生が全国へ挑む。
第11回 U-15全国KWB野球秋季大会
平成28年10月8日(土)に、『第11回U15全国KWB野球秋季大会』が千葉県のナスパスタジアムをメイン会場に開催された。
KWBとはボールの名称で、最近までKボールと呼ばれていたモノ。
素材は軟式と同じゴムでできているものの、重さ大きさは硬球と同じ。
このボールを使って、全国の中学生が凌ぎを削る。
出場したのは、全国の地区予選を勝ち抜いた32チーム。
静岡県からは、浜松地区の中学野球部が多く所属する浜松トレセンの選抜チーム「浜松ケイ・スポーツBCJr」が予選を勝ち抜き、3年ぶり3度目の代表となった。
全国大会では、新潟の県選抜チーム「新潟KWB」と対戦。
先発のマウンドを託されたのは、“浜松ナンバーワン”の呼び声の高い、舞阪中の鈴木健介くん。
持ち前のストレートを武器に3回まで“パーフェクト”と最高の立ち上がり。
しかしながら打線は相手投手の前に沈黙しかしながら打線は相手投手の前に沈黙し、両チーム無得点のまま試合は中盤へ。
するとここで雨が降り始める。
この雨が両投手を苦しめることとなる。
雨でボールが滑り、完璧だった鈴木くんの制球が乱れる。
二つの四球でランナーを出してしまう。なんとかツーアウトにこぎつけたものの、キャッチャーの悪送球、ショートのエラーが立て続きこの回痛恨の2失点。
なんとか追いつきたい浜松BCは、相手投手の制球の乱れに乗じ、次々とチャンスを作るが“あと一本”がどうしても出ない。
0対2のまま試合は最終回へ。
浜松BCは最終回にも満塁のチャンスを作ったがここも活かせず、0対2で敗退。
投手陣が相手打線をノーヒットに抑えたものの、残塁の数は“11”。
非常に悔いの残る敗戦となった。
彼らのステージはまもなく高校へ。
甲子園を目指す戦いが始まる。