丸塚中学校が
 逆転サヨナラで優勝

第10回記念レワード旗浜松地区中学校野球大会

平成28年5月7日から21日にわたって、浜松球場をメイン会場に開催された『第10回記念レワード旗浜松地区中学校野球大会』。浜松地区から50チームが参加し覇権を争った。この大会は、夏季大会前最後の大会で、この大会での結果もポイントに加算され、夏季大会のシード校が決定する。

準決勝第一試合は、北浜中学校と丸塚中学校の対戦。

試合は両チームのエースが驚異的なピッチングを見せ、お互いチャンスらしいチャンスを作れず、0対0のまま最終回へ。その最終回にワンチャンスをモノにした丸塚中が1対0で北浜中を下し決勝へ進出。

続く準決勝第二試合は、高台中学校が丸塚中学校と対戦。

この試合も両エースが好投。お互いに得点チャンスを作れないまま5回が終わって0対0。試合が動いたのは6回。与進中が1点を奪うことに成功。このまま試合は最終回裏へと進んだが、高台中が粘りを見せ、1対1の同点に追いつく。試合は特別ルールの延長戦の末、5対2で与進中が決勝へと進んだ。

続いて行われた決勝戦。両チームとも準決勝でエースが登板しているため、この試合では登板できない。そのため、乱打戦になると予想された。

試合は与進中の攻撃で「プレイボール!」。

初回、いきなり先頭打者がヒットで出塁し、いきなりのチャンス。しかし次の打者がバントを失敗し、この回無得点。その裏、丸塚中も先頭打者がヒットで出塁すると、こちらはバントが成功し、ワンアウトランナー2塁とチャンスを作り出すもあと一本が出ず、無得点で攻撃終了。1回を終わって0対0だが、お互いに“大量得点”が入りそうな立ち上がりだった。

2回に入ってもお互いチャンスを作り出すものの、集中した守りで得点を与えず、3回が終わっても得点は入らず0対0。

試合が動いたのは4回。与進中の先頭打者がヒットで出塁すると、送りバントなどでツーアウトながら3塁のチャンス。ここでレフト前へのタイムリーヒットが飛び出し、与進中が待望の先制点を挙げる。

その裏の丸塚中の攻撃は3番からの好打順。粘った末に死球で出塁すると、送りバントでワンアウト2塁のチャンス。次の打者は三振に倒れたが、ツーアウトからヒットが飛び出し、2塁ランナーが生還。

1対1の同点に追いついた。

その後もお互いにチャンスを作るものの、両投手、さらには守備陣が高い集中力で得点を与えず、1対1のまま延長戦(決勝戦のみ9回までは通常延長)へ突入。

8回表の与進中の攻撃を三者凡退で抑えると、丸塚中はその裏、大チャンスを迎える。

先頭打者がヒットで出塁すると、相手のエラーなどでワンアウト3塁、一打「サヨナラ」のチャンスで、バッターボックスには4番バッター。

与進中は怯むことなく前進守備で応戦。結果はショートゴロダブルプレーでこのピンチを凌ぎ、1対1のまま9回が終了。

特別ルールの延長戦へと入った。

与進中は1点を奪い攻撃が終了。2点が必要な丸塚中はここで代打。

二球目を叩くと、ボールはレフトの前への強烈なライナー。

懸命に突っ込むが捕れず、ランナー二人が生還し、丸塚中が歓喜のサヨナラ勝ち。

この大会の結果が加味され、夏季大会のシード校が決定。都田中学校、曳馬中学校、三ヶ日中学校、高台中学校、天竜中学校、丸塚中学校、与進中学校、舞阪中学校の8校がシード校となり、夏季大会に挑む。

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