目指すは悲願の
“団体戦での全国”
浜北北部中学校 女子柔道部
組み手の激しい“速い柔道”を武器に、新人戦の浜松地区大会、西部大会ともに優勝を果たし、県大会では準優勝に輝いた浜北北部中学校。
近年の強さは群を抜いており、浜松地区大会、西部地区大会ではここ三年間負けなし。県大会でも常に好成績を収め、その実力は県内トップレベル。
個人戦では、何人も全国大会へ出場しているものの、団体戦では、毎年あと一歩の所で全国大会への切符を逃しており、団体戦での全国大会出場は、同部の“悲願”となっている。
今年もチームコンセプトに変更はなく、“自分たちの柔道”を貫くことに主眼が置かれている。
そんなチームを牽引するのは、主将で、4月の全国大会で個人戦ベスト8という成績を収めた“絶対的エース”の袴田佳名瑚さんと、昨年の夏季大会の個人戦で全国大会に出場している松野愛瑠さん。
女子の団体戦への出場選手は3名。先に2勝を挙げたチームが勝者となる。この“全国レベル”の二人がポイントゲッターとして、チームを上のステージへ押し上げていく。
今後の課題は、余計な失点をなくすこと。勝ち上がり、相手が強くなればなるほど、わずかなポイントが勝敗を分ける。それを全国大会で味わった。より高い集中力で日々の稽古に臨む。
部員はわずか4名。
少ないからこそ団体戦にこだわるのだ。
個々のポテンシャルは非常に高い。悲願の“団体戦で全国”を目指して、浜松王者が全国への扉をこじ開ける。