令和4年12月29日に佐鳴湖漕艇場にて浜松ボートクラブジュニアスペシャルコースに所属する中学生を対象に練習会が開催された。コーチを務めたのは、地元出身の大学生。国内トップレベルの選手たちから多くのことを吸収した。

浜松BCジュニアスペシャルコース

入野中学校ボート部の中から選抜された選手たちが在籍する浜松ボートクラブジュニアスペシャルコース。コロナ禍により部活の活動制限が大きくなったことや、今後部活の地域移行が進んでいくことを踏まえて昨年から始動。専門の指導スタッフが10名以上おり、非常に質の高い指導を受けながら、トップアスリートを目指して活動している。

そんな同クラブで、令和4年12月29日に佐鳴湖漕艇場でアスリートによる乗艇トレーニングが開催された。コーチを務めたのは、地元出身の大学生。世代別日本代表選手や、全国大会優勝経験を持つ先輩たちから直接技術指導を受けた。

今回参加した部長の和田涼太朗くん(入野中2年)は、「年代の違う人と一緒に漕ぐこと自体が珍しい体験でしたし、それが大学で国内トップクラスの選手たちということで、とても貴重な経験ができました。特に体の部位の使い方については勉強になりましたし、この経験を活かしてもっと強くなって、来年の夏はチームでの総合優勝を勝ち取って日本一になりたいです」と話してくれた。

また、入野中学校の卒業生で当日コーチを務めた杉森優雅さん(日本体育大学2年)は、「僕たちも中学生から刺激を受けることができましたし、自分たちが中学生の時もこういうことがあったらなと羨ましく思います。今後もこういうイベントがあれば積極的に参加して、後輩たちに自分の経験が伝えられたらと思います」と話した。

ボート競技の競技人口は決して多くはない。中学でボート部があるのも県内では入野だけだ。それでも、その魅力を知り、国内トップクラスで活躍する先輩たちが数多くいることも事実であり、高校の全国選抜大会が浜松市で開催されるほど、ボートに適した環境だということも事実だ。この競技のことをもっと知ってもらい、気軽にボートを体験できる環境を整えていきたいというのも同クラブの想い。その礎を入野中学校ボート部と一緒にこれからも築き上げていく。

はまっと

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