15回目を迎えた『夢デザインコンテスト』。今年も小・中学生合わせて約3000点の応募があり、各部門の大賞作品を同校講師が製作。子供たちが描いた夢の作品をカタチにした。

夢をカタチに。夢デザインコンテスト。

笹田学園

創立97年を迎えた学校法人笹田学園。県内でも数少ない専修学校の高等部ということもあり、専門性の高い授業が受けられることが特徴だ。

そんな同校が15年前に始めたのが、『夢デザインコンテスト』。当初は、中学生の部のみで100点程の応募だった。3年目に小学生の部も設立され、今では小中学生合わせて約3000点の応募が集まるビッグイベントへと成長した。数多の応募の中からファッション、ネイルアート、スイーツアート、インテリア、キャラクター、Tシャツといった部門ごとに大賞、優秀賞、佳作が選出され、大賞作品については同校の講師が実際に製作。頭の中で描いたものが、実際にカタチとなって自分の手元に届く。まさに夢がカタチになる瞬間を経験できる数少ないイベントだ。

このイベントの始まりは2011年。「東日本大震災が起こり、不安や悲しみが日本全国に広がりました。そんな中でも子供たちには夢や希望を持ってほしいという思いからスタートしました。応募数は年々増えましたが、夢をカタチにするというコンセプトはブレずに続けてきました。苦しい時期もありましたが、続けてきて良かったと思いますし、これからも変わらずに続けていきたいと思います」と笹田理事長は話した。

「本校は、一般的な高等学校よりも多様性に富んだ学校だと感じています。学力の幅も広いですし、やりたいことを追求したいという生徒もいれば、中学生の時に学校に馴染めなかたっり、障害を抱えていたり、本当に色々な生徒がいます。ですが、社会も同じです。様々な人がいて、お互いに協力して成り立っている。そうした経験を積みながら、知識や技術だけでなく、人間力も身につけてほしいと考えています」と理事長は続けた。

2月にはデザインコンペティションが開催されるなど、同校特有のイベントは数多くある。自分の『やりたい』を追求する学校。一般的な高校だけでなく、こういった学校があるということを知って、今後の進路選択に活かしてほしい。


笹田学園

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