最後の晴れ舞台。百園が大会3連覇。

第22回浜松市ポートボールチャンピオンシップトーナメント

第22回浜松市ポートボール
チャンピオンシップトーナメント

令和3年2月28日に『第22回浜松市ポートボールチャンピオンシップトーナメント』が舞阪総合体育館で行われた。この大会は、子供会ポートボールチームの中か選抜された12チームが出場。今年一年間に行われた大会の成績を基に選抜され、成績上位8チームは出場権を獲得。残り4チームは決定戦に挑んだ8チームの名から選抜された。

今年大会への出場権を獲得したのは、富塚西、大平台、三方原、西浅田、薬師、和合、北島、百園、砂丘白脇、神久呂、佐鳴台、神田の12チーム。午前には予選リーグを実施。3チームごと4ブロックに分かれて行われ、Aブロックでは大平台が1位、三方原が2位、富塚西が3位、Bブロックでは西浅田が1位、薬師が2位、和合が3位、Cブロックでは百園が1位、北島が2位、砂丘白脇が3位、Dブロックでは神久呂が1位、佐鳴台が2位、神田が3位となった。この結果を踏まえて、午後はトーナメントで優勝を争った。

トーナメントの初戦は各リーグの2位と3位が対戦。ここでは、佐鳴台が砂丘白脇に、富塚西が薬師に、和合が三方原に、神田が北島にそれぞれ勝利を収めた。準々決勝では、各リーグの1位チームが登場。百園が富塚西に、西浅田が神田に勝利したが、佐鳴台が大平台を、和合が神久呂を下す番狂わせを起こした。

準決勝では、百園と佐鳴台、和合と西浅田が対戦。ここまで圧勝を繰り返してきた百園だったが、ここでは最後まで接戦となった。最後まで食い下がった佐鳴台だったがあと一歩及ばず、39対36で百園が決勝進出を決めた。もう一方の準決勝では、西浅田が和合を圧倒。62対32で快勝を収め、決勝進出を果たした。

決勝戦は、百園と西浅田の一戦。試合序盤は、西浅田が主導権を握る。厳しいディフェンスと速い攻撃で試合の流れを掴むと、残り2分で百園がチームファールとなる。積極的な守備ができなくなった百園の隙をついて西浅田がリードを伸ばし、33対28と5点差で後半へ。後半に入ると立ち上がりから百園が猛攻。チームファールがリセットされたことで本来のディフェンスを取り戻し、一気に点差を詰めると、開始1分で逆転に成功する。その後は互いに一進一退の攻防が続く。両チームともにこの試合が本日5試合目。体力も限界に近づき、足がつる選手も出始める死闘となったが、最後は百園が64対63で競り勝ち、大会3連覇を達成。目標を達成した百園の選手も敗れた西浅田の選手も目に涙を浮かべ、それぞれの想いがぶつかり合った素晴らしい決勝戦だった。

この大会の目的は大きく分けて2つある。ひとつは、この一年間の大会で好成績を収めたチームの中の真のチャンピオンを決めるというもの。もうひとつは、卒業を迎える6年生が戦える最後の晴れ舞台を作るというもの。多くの6年生たちがこの大会に出場することを目標に一年間戦ってきた。そのため、大会終了後には6年生に向けたセレモニーが行われ、選手一人ひとりに指導者からメッセージが送られた。キャリアの長い選手もいれば短い選手もおり、試合で活躍した選手もいれば、大会ではベンチサポートに徹した選手もいるだろう。それでも、彼女たちが努力してきた過程を指導者はしっかりと見てきた。時には厳しい言葉もあっただろうが、それは愛情があるからこそ。選手たちもそれを理解しているからこそ笑顔で最後を迎えられたに違いない。

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