令和4年11月26日(土)に裾野球場で行われた『文部科学大臣杯第14回全日本少年春季軟式野球大会静岡県予選』。西部地区代表の三ヶ日中学校が、中部、東部の代表を下し、平成24年ぶり2度目の春の全国出場を決めた。
文部科学大臣杯 第14回全日本少年春季軟式野球大会静岡県予選
令和4年11月26日、裾野球場での『全日本少年春季軟式野球大会静岡県予選』。新人戦の各地区の優勝チームはすでに全国大会への出場を決めているが、準優勝の3チームにより、第4代表決定戦(総当たりリーグ戦)が行われ、西部大会準優勝の三ヶ日中学校が全国への切符を賭け、大会に挑んだ。
三ヶ日の初戦の相手は中部代表の大里中・中島中合同チーム。先攻の三ヶ日は初回、ランナーを置いてからの長打で1点を先制。その後、4回にはスクイズで追加点。守っては、三ヶ日エースが制球に苦しんだものの、大里・中島打線を無得点に抑え、4対0で勝利。
続く第二試合は、後がない大里・中島が、東部代表の伊東南中学校と対戦。この試合では大里・中島打線が爆発。初回から得点を重ね、11対2で伊東南を一蹴。第三試合で伊東南と対戦する三ヶ日は「勝つこと」が全国への条件となった。初回に1点を先制された三ヶ日は2回に追いつくと、5回表に勝ち越し。ペースを掴んだかと思われたが、その裏、伊東南に2点を奪われ逆転を許す。試合は2対3と三ヶ日1点ビハインドのまま最終回へ。三ヶ日はツーアウトとなるも、満塁のチャンスを作り出す。ここで逆転のタイムリー。その後も得点を重ね、一挙4得点。6対3と試合をひっくり返すことに成功すると、その裏の伊東南の攻撃を無得点に抑え勝利。西部大会では勝負弱さが露呈したが、この大一番で高い集中力を見せつけ、自らの力で全国出場を掴み取った。