西遠女子学園中が浜松王者に輝く。
令和3年度 女子バレーボール浜松地区新人大会
令和3年10月3日、4日間に渡って開催された『令和3年度女子バレーボール浜松地区新人大会』もこの日が最終日。ベスト4による優勝争いと、ベスト8チームによる順位決定戦が行われた。
ベスト4に進出したのは、相手に20点を取らせないほぼ完璧な試合運びで勝ち上がってきた三ヶ日中学校と、2回戦で細江中学校との大激戦を制した光が丘中学校、圧倒的な力を見せつけ勝ち上がった西遠女子学園中学校、そして安定したバレーで勝ち上がった浜北北部中学校の4チーム。
準決勝では三ヶ日中が光が丘中を、西遠女子中が浜北北部中をそれぞれ下し決勝へ進出。
決勝戦は西遠女子中がその力をまざまざと見せつける。序盤からサービスで三ヶ日中を崩し、5対1と早くもリードを奪う。三ヶ日中は本来のバレーをなかなかさせてもらえず、西遠女子中の多彩な攻撃に対応ができないまま、2対12と大量リードを許す展開。終盤に入り、徐々に本来のバレーを取り戻した三ヶ日中だったが、第一セットは25対8で西遠女子中が奪う。
第二セットに入ると、やっと落ち着きを取り戻した三ヶ日中がスタートダッシュを決め7点を連取。中盤に入ると、西遠女子中の守備が安定し始め、最大7点あった点差が徐々に詰まり出す。三ヶ日中も得意のラリー戦に持ち込み得点機を伺うが、勝負所で西遠女子中の攻撃が決まり、13対10と猛追に合う。その後はお互いが得点を奪い合う展開が続いたが、攻守ともに上回る西遠女子中が徐々に点差を詰め、17対17と遂に追いつくことに成功。そこから一気に突き放しにかかる西遠女子中だが、三ヶ日中も必死で食らいつき、23対22と1点差のまま試合は佳境を迎える。何とか追いつきたい三ヶ日中は必死の守りで西遠女子中の攻撃に耐えるが、次の1点は西遠女子中が奪い24対22。このマッチポイントをモノにした西遠女子中がストレートで三ヶ日中を下し、浜松王者に輝いた。
令和3年11月6日、7日に行われた『西部中学校新人バレーボール選手権大会』には、この2チームのほか、予選を勝ち抜いた浜名中学校、蜆塚中学校、高台中学校、新居中学校、湖東中学校、北浜東部中学校、光が丘中学校、浜北北部中学校、中郡中学校、南部中学校の計12チームが出場。そして浜名中、高台中、新居中、光が丘中、浜北北部中、南部中が初戦を突破。
三ヶ日中は初戦となる2回戦の新居中と21対25、25対20、25対23の大接戦を演じると、続く準々決勝でも1セット目を落とす苦しい展開に。その後2セットを連取して苦しみながらも準決勝へ進出。大須賀中学校との準決勝もフルセットへともつれ込む接戦となったが、最後は力尽き、ベスト4という結果に終わった。
一方の西遠女子中は初戦から危なげないバレーを展開。南部中を25対9、25対4で退けると、続く掛川北中学校も25対17、25対14と一蹴。準決勝ではオールストレートで勝ち上がってきた浜岡中学校と対戦したが、ここでも25対13、25対17と快勝し決勝へと駒を進めた。大須賀中との対戦となった決勝戦でも攻守に安定したバレーを披露し、25対11、25対22のストレート勝ちで、浜松地区大会に続き、西部大会でも優勝。次は年明けに行われる県大会で東海出場を目指す。