磐田スモールキングが優勝を飾る。
第5回アザレアスポーツクラブDagashiya旗争奪少年野球掛川市大会
令和5年9月24日と30日、10月1日の三日間にわたって『第5回アザレアスポーツクラブDagashiya旗争奪少年野球掛川大会』が掛川球場をメイン会場に開催された。大会に出場したのは、西部地区の32チーム。磐周地区からは、浅羽ジュニア野球クラブ(袋井)、磐田向陽ベースボールクラブ(磐田)、宮園ベースボールクラブ(袋井)、竜洋野球スポーツ少年団(福田)、磐田スモールキング野球少年団(磐田)の5チームと女子チームの中遠ヤングガールズ(中遠)が参戦。優勝を目指して熱戦を繰り広げた。
宮園が初戦で東山口野球少年団(掛川)に6対7で惜敗したものの、そのほかは初戦突破を果たした。しかし、2回戦で中遠が桔梗が丘野球少年団(掛川)に1対5、浅羽が篠原グリーンズ(浜松)に1対3、向陽が西山口野球少年団に3対4、竜洋が東山口に2対9で敗れ、ベスト8進出とはならなかった。
そんな中、快進撃を見せたのはスモールキング。初戦の浜松蒲野球スポーツ少年団(浜松)に7対0で圧勝すると、2回戦では、桜木野球少年団(掛川)に4対3で競り勝ちベスト8に進出。準々決勝では、宮園と竜洋を破った東山口を9対1で一蹴し、準決勝に駒を進めた。
大会3日目。スモールキングは大一番を迎える。準決勝の相手は、夏の全国大会に出場した浜名ヤンキース(浜北)。強豪相手にも怯むことなく果敢に挑んだスモールキングは、この大一番で勝負強さを発揮し、接戦の末に2対1で勝利。大金星を挙げて決勝進出を果たした。勢いそのままに挑んだ決勝の相手は、ここまで接戦をモノにしてきた篠原。ここでも勝負強さを見せたスモールキングは、3対2で篠原に競り勝ち、見事優勝を果たした。
西田監督は、「飛び抜けた選手がいないので、バントや走塁を駆使して、一人一人が1点にこだわる野球をしようと常日頃から声を掛けてきました。準決勝で、全国ベスト8の強豪相手に臆することなく立ち向かっていく姿はとても頼もしく思えました。最終回の一打サヨナラのピンチを守り抜いたことは、子供たちの大きな自信に繋がったと思います」と目を細めた。キャプテンの上堀晴翔くん(磐田南小6年)は、「これまでの大会では、思うような試合ができず、苦しく悲しい思いをたくさんしてきました。今大会も1点差の試合が多く苦しかったですが、県ベスト4の2チームに勝って優勝でき、とても嬉しかったです。みんなで喜び合い、胴上げされた時は最高に気持ちよかったです」と大会を振り返った。
優勝という大きな成功体験を手にしたスモールキング。6年生にとって最後となる菊川大会でも優勝を果たし、笑顔でこの一年を締め括る。