サントスとカワイが決勝大会に出場。
サーラカップ2019
決勝大会
令和元年12月8日に開催された『サーラカップ2019決勝大会』。この大会は、U10(4年生以下)の選手たちで編成されたチームが出場。会場はジュビロ磐田のホームグラウンドとなる『ヤマハスタジアム』。憧れのトッププレイヤーたちの主戦場で県内外の強豪チームと真剣勝負ができるとあって、選手たちのモチベーションは非常に高い。16回目を迎えた今年も白熱した戦いが繰り広げられ、浜松地区からは、サントスFCとカワイ体育教室SCの2チームが出場した。
サントスの初戦の相手は、DREAM愛知(西三河)。サントスは前半2分、右サイドを崩してシュートを放つ。これはゴール左に外れたものの、序盤から果敢に相手ゴールへと迫り、ペースを掴む。すると5分、押し込んでいたサントスがミドルレンジから意表を突くループシュート。大きな弧を描いたボールがキーパーの頭上を越えゴール。サントスが先制に成功した。その後も、攻撃の手を緩めないサントスは、スピードのあるフォワードを活かし、相手の背後を突いて攻撃を組み立てる。8分には、左サイドからのコーナーキックを頭で合わせて追加点を挙げると、13分に左サイドを抜け出した選手がキーパーとの一対一を落ち着いて決め3対0。3点をリードして前半を終えた。後半に入ってもサントスは攻め続け、終了間際にも1点を追加。4対0と快勝を収めた。
2回戦は、ASラランジャ豊川U12(東三河)。常に東三河の上位に君臨する強豪を相手に、思うように攻められないサントス。上手くいかないことで消極的なプレーが目立つ中、相手に先制を許し、0対1と1点を追う形で後半へ。後半は果敢に相手ゴールに向かうも、焦りからミスも目立ち、最後までゴールを割ることができないままタイムアップ。1点が遠く、2回戦で涙を呑んだ。
カワイの初戦は、付知FC(岐阜)。試合は、お互いに決定的な場面を作れず、中盤で潰し合う展開。お互いに攻めあぐねる中、後半11分にカワイは、相手ディフェンスを振り切ることに成功。千載一遇のチャンスを作ったが、シュートはキーパーの好セーブに阻まれ、得点ならず。このまま試合はPK戦に突入。このPK戦を制したカワイが2回戦へと駒を進めた。
2回戦の相手は、地区予選で名古屋グランパスを退けた西三河1位のFCアロンザ。初戦では、キューズFCエスパルスジュニアを下した強豪だ。序盤からアロンザが優勢に試合を運ぶ。対するカワイは、守備的に入り、相手の攻撃に耐える時間が続く。何度もチャンスを作られるも、体を張った粘り強い守備で、ゴールを死守。守備の時間帯が長かったカワイだが、後半12分には、コーナーキックからヘディングシュート。ゴールかと思われたが、惜しくもポストを直撃。両者譲らぬまま、試合はまたしてもPK戦に。初戦でPK勝ちを収めたカワイだったが、ここではあと一歩届かず。準決勝進出とはならなかった。
この大会に参加した選手たちは、当然のことながら、これからのサッカー人生の方が長い。この大会では、勝ち上がれたチームも、負けて悔しい想いをしたチームも、まだまだ先がある。大事なのはこの日の結果ではない。この先の過ごし方。楽しんでプレーすればきっと、もっと上手くなる。
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