浜松開誠館中が
 4年ぶりに王座奪還。

平成30年度県会長杯争奪バスケットボール大会

平成30年度県協会長杯争奪
バスケットボール大会

平成30年4月29日から4日間にわたって行われた『平成30年度県会長杯争奪バスケットボール大会』の西部支部予選。舞阪総合体育館をメイン会場に行われた女子の部には、西部地区の68校が出場。上位6校までに与えられる県大会への出場権と、夏季大会前最後となる西部王者の称号を懸けて熱い戦いを繰り広げた。

県大会出場を決め、準決勝まで勝ち上がってきたのは、新人戦の県王者第1シードの浜松開誠館中学校と、第3シードの西遠女子学園中学校、第4シードの新居中学校、そして、新人戦では苦汁を嘗め、ノーシードながら第2シードの南部中学校を下し、再び上位争いに加わった“前回王者”浜松学院中学校の4校。

準決勝第1試合は、開誠館中と新居中が対戦。序盤は、開誠館中が新居中を圧倒し、25対5と大差をつけて第1ピリオドを終える。第2ピリオド以降は、新居中が食い下がり、点差を詰めるが、最終ピリオドで再び引き離した開誠館中が71対43で新居中を下し、決勝進出を果たした。

準決勝第2試合は、西遠女子中と浜松学院中が対戦。スピードを武器とする両チーム。試合は、ミラーゲームとなった。互いに素早い守備で相手の武器である速攻を食い止めると、アウトシュート主体のゲーム展開に。15対15と互いに一歩も引かず、同点で試合を折り返す。後半に入っても、拮抗した展開となったが、徐々に西遠女子中がリードを奪う。エースが躍動し、点差を広げることに成功する。浜松学院中も必死に追いすがるが、シュート精度を欠き、48対33で西遠女子中が浜松学院中を退け、4年ぶりに決勝進出を果たした。

決勝戦は、4年ぶりの王座奪還を目指す開誠館中と、4年前の決勝戦で敗れ、タイトルを逃した西遠女子中の対戦。

試合序盤の第1ピリオドは、互いに譲らず、16対13と開誠館中が3点をリードするも、拮抗したまま終了。第2ピリオドに入ると高さで優る開誠館中が、徐々に点差を広げ、32対22と10点をリードし、試合は後半戦へ。

後半に入ると、西遠女子中が反撃。エースが高い技術とシュート精度で突破口を開くと、そこから得点を重ねる。エースを中心に攻撃のリズムが生まれた西遠女子中が、徐々に試合の流れを掴み、3点差まで詰め寄った。このまま一気に逆転したい西遠女子中だったが、ここで譲らないのが王者。悪い流れでも粘り強く守り、空中戦を制したことでリバウンドを確実に拾って二次攻撃を防ぐ。落ち着いた試合運びで、逆転を許さなかった開誠館中が、39対34と5点のリードを保ち、最終ピリオドへ。

最終ピリオドに入っても、開誠館中は、要所でしっかりと西遠女子中の攻撃を防ぎ、試合の流れを変えさせず、逃げ切りに成功。試合展開を読みながら、選手交代を繰り返し、要所でしっかりと流れを引き留めながら、各選手が特徴を出したプレーを見せた開誠館中が48対43で西遠女子中を下し、4年ぶりの優勝を飾ると共に、新人戦に続き西部王者に輝いた。

県大会には、この4校と、順位決定戦を勝ち上がった南部中学校と丸塚中学校の6校が出場。新居中と西遠女子中は初戦を突破するも、藤枝順心中学校、常葉大常葉中学校の中部勢に敗れ、ベスト8。

新人戦に続く県王者を目指した開誠館中だったが、決勝で市立沼津高中等部に接戦の末敗れ、準優勝。

巻き返しを図った夏季大会では、大接戦の末、藤枝順心中に敗れベスト4に終わった。

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