オイスカFCが
 1年で1部復帰。

静岡県U15サッカーリーグ2017

静岡県U15サッカーリーグ

平成29年2月4日に幕を開けた『静岡県U15サッカーリーグ2017』。

オイスカFCは、昨年1部から2部へと降格。
1年での1部復帰を目指し、リーグ戦へと挑んだ。

初戦の丸塚中学校戦を2対0で勝利すると、そこからさらに3連勝と上々の滑り出しを見せる。

次の相手は、清水エスパルスJYセカンド。
セカンドチームとはいえ、相手は県内最強クラブ。1対3と初黒星を喫した。

その後は、着実に勝ち点を積み上げ、リーグは中盤へ。

昇格できるのは、上位2チーム。

首位をひた走る清水。オイスカと聖隷JYが残り1枠を懸けて争うという展開。
抜きつ抜かれつを繰り返しながら、リーグは、終盤へと差し掛かった。

オイスカは、夏に主力選手が長期離脱。
その後、勝てば昇格が一気に近づく2試合で2分け。
選手たちにフラストレーションが溜まっていく。

そんな中、チームをひとつにまとめてきたのが、キャプテンの岡村和飛くん(富塚中3年)と副キャプテンの松尾璃空くん(鷲津中3年)。
昇格という目標で戦ってきた自分たちのためにも、途中で離脱することになってしまった選手のためにも、必ず昇格するという強い想いが、チーム全員を奮起させた。

残り2節、あと1勝で昇格が決まるというところで、相手は、全勝で首位を走る清水。
しかし、選手たちに次があるという想いは微塵もなかった。格上相手にも一歩も引かず、清水自慢の攻撃陣を封じると、2得点を挙げ、2対1で勝利。

清水に初黒星をつけるとともに、1部昇格を決めた。

最終節も5対1と快勝し、15勝3分2敗という結果でリーグ戦を終えた。

今年のチームの特徴は、リーグ最少失点を誇る守備力。
安定した守備があってこそ、長丁場のリーグ戦で勝ち続けられた。
サッカーは点を獲り合うスポーツ。
オイスカのサッカーは、攻撃でも守備でも常にゴールを意識することを徹底している。
守護神の小窪太斗くん(佐鳴台中3年)、中盤を支える渡辺隼平くん(鷲津中3年)、エースストライカーの和久田海心くん(新津中3年)といった中心選手は、サッカースクールからの生え抜き。
オイスカのアイデンティティを色濃く受け継いだ選手たちがチームを支え、1部復帰に大きく貢献した。

今年のチームは、多くの困難を乗り越えてきた。
スタッフや父兄などのサポートがあったから乗り越えられた部分もあるだろう。

しかし、達成したのは自分自身。

昨日の自分を乗り越えたからこそ達成できた1部復帰なのだ。

この貴重な経験は、間違いなく今後の人生に生きる。

静岡県U15サッカーリーグ2017 アローズジム




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