自分たちで
努力できる人間に。

篠ヶ瀬町
ポートボール子供会
和田小学校には、学区内の各町にポートボールのチームがある。
その中のひとつが、篠ヶ瀬町の児童で活動している『篠ヶ瀬町ポートボール子供会』。春の親睦大会での準優勝や、浅間カップでの優勝など、今年も市内屈指の強豪としてその力を発揮している。
チームのキャッチコピーは、『フォア・ザ・チーム』。
出場する選手もしない選手も、チームのために自分の役割を見つけ、みんなのために動ける人間へと成長することを目指す。
今年は、小柄な選手が多いものの、速いパスワークとオールコートプレスによる激しい守備が武器。
「守備ができない選手は試合には出せない」と話すのは、コーチの杉浦さん。
「守備が武器のチームなので、そこは徹底しています。一人がサボると、その負担が他の選手にいく。自分の役割をしっかりとこなせる選手であることが最低条件です。攻撃は楽しいので、自分たちで練習をしますが、守備はそうはいかない。地味で苦しい練習にもめげないで、目標のために自分たちで頑張れるようになってほしい。それが自信に繋がっていきますから」と続けた。
楽しく仲良くすることと馴れ合いは別物。
足を引っ張り合うのではなく、互いを高め合い、切磋琢磨できる環境作りに力を入れている同チーム。
これからの目標は、今年初のタイトルを獲ること。
その目標を達成するために、自分たちは何をしなければいけないのか。
その努力の過程こそが、最も大切なものであり、掛け替えのない財産となる。


