多くの人を魅了する演技を
浜松積志ノースカイト
一輪車競技には、大きく分けて二つの種目がある。駅伝やマラソンでタイムを競う「競技部門」と、美しさや技の完成度を競う「演技部門」だ。
浜松市北部エリアを中心に活動している『浜松積志ノースカイト』は、グループ演技部門において、中学生以上の大会で5年連続「全国大会」出場、小学生の部では2年前の「全国大会」で“優勝”している強豪チームだ。
同クラブは、平成14年に結成。現在は幼稚園児から高校生まで60名が所属。一輪車を楽しみ、やるからには“上”を目指したいという向上心を持って活動している。入部当初は一輪車に乗れない子がほとんどなため、上級生が見本を見せながら下級生一人ひとりに丁寧に教えている。
7月に行われた全国大会において、小笠原胡桃さんと河合紗穂さんは、グループ部門同様に“クラブ史上初”となるペア部門での出場を果たした。
小笠原さんは小学二年生で、河合さんは小学三年生の時に入部。入部当初、河合さんは一輪車に全く乗れなかったという。ペアを組んで四年。諦めずに挑戦し続けてきたことが実を結んだ。「来年もグループはもちろん、ペアでも全国大会出場を果たしたい。そして、全国に『ノースカイト』という名前を広めたい」
9月に福島県で行われる全国大会に、小学生以下の2チームが出場する。中学生以上は、12月に開催の「関東オープン」に向けて再スタートを切った。これからも、飽くなき向上心が織りなす技が、多くの人たちを魅了する。
■TEAM DATA
活動日 土・日曜日(13:00~16:00)
活動場所 積志協働センターなど
団員数 60名
入団条件 幼稚園児以上
主な戦績 全国小学生一輪車大会優勝、さわやか全日本一輪車競技大会4位、関東オープン3位