遠州ヤングガールズ
初勝利を目指して。
レワードカップ
NPBガールズトーナメント2017
女子野球の普及を目的に開催されている『レワードカップNPBガールズトーナメント』も今年で5回目。
静岡県の各地区から女子選手が選抜され4チームが出場。トーナメント方式で優勝を争い、優勝チームは全国大会へ出場する。雨で一週間の順延となったものの、平成29年7月1日(日)、はましんレクレーションセンター野球場にて、夏の日差しが照りつける中、開催された。
浜松周辺の選手で構成された遠州ヤングガールズは、今年からユニフォームを一新。参加選手も増え、大きな期待の中、初勝利を目指し、東部地区の静岡イーストエンジェルスと対戦した。
試合は幸先良く、遠州が先制。四死球と盗塁、相手のミスに乗じて2点を挙げる。
遠州の先発は6年生エース。球威を武器に、静岡打線に付け入る隙を与えず、初回を0点に抑える。
しかし2回裏、ヒットを足掛かりに、バントや盗塁などでかき回され、この回、大量7失点。逆転を許す。
3回裏には、守備の乱調につけ込まれ4失点。
2対11と大きくリードを許した。
4回表の遠州の攻撃。
ワンアウトから四球とエラーでチャンスを作ると、タイムリーヒットが飛び出し1点を返すことに成功。
その裏、遠州はピッチャーを5年生エースに交代。
球場がざわつくほどの快速球を披露したが、エラーとヒットなどで2点を失う。
結局4対14で敗れ、今年も初勝利はならなかった。
しかし、眩いほどの光を放つ選手が何人かいたのも確か。
選手が多ければ、好選手が出てくる確率も上がる。
浜松地区で、さらに女子野球が盛り上がること。
これが勝利への一番の近道なのかもしれない。