人としての美しさを身に付ける。
琉球館
平成28年5月、浜北区に新しい剣道道場が誕生した。浜北西高校を拠点に活動する「琉球館」だ。
現在は小学生から中学生までの8名が在籍。“挨拶、返事、礼儀、感謝”を指導の柱に、剣道を通じて、“人間としての美しさ”を身に付けるとともに、稽古が厳しくなる中学や高校などでも挫けずに、しっかりと向き合えるよう、“精神力の強さ”を養っている。
稽古では、素振りや打ち込みなどの基本練習にくわえ、ラダーを取り入れた練習を行い、運動能力の向上も図っている。本数に変化はあるものの、学年や実力に関係なく、全員が同じ稽古をすることで、仲間同士の絆や、仲間を思いやる気持ちも育んでいる。
代表の平良さんは指導についてこう話す。
「礼儀作法を大切にし、子供たちにはできることを全力でやれるようになってもらいたいと思います。ここに来て初めて竹刀を握る子供たちばかりですので、試合での勝敗には全然こだわりません。それよりも、一生懸命やって、自分の力を全て出せたかどうかの方が重要だと思います。礼儀については、今は理解できなくても、成長していく過程で、その重要性を自分自身で理解してもらえたら嬉しいです。道場も子供たちもまだまだこれからです。子供たちと一緒に成長し、これから歴史をつくっていきたいと思います」
活動し始めてから2ヶ月。子供たちも徐々に剣道に慣れてきた。成長過程を見ながらではあるものの、年内には初の大会参加を目指している。
一生懸命取り組む子供たちとともに、新たな歴史を築いていく。
●お問い合わせ
http://jr-athlete.co.jp/martialarts/ryukyukan.html