東海大会ベスト8へ
各々が技にこだわる
三ヶ日中学校 男子剣道部
新人戦浜松地区大会では5位だったものの、続く西部大会では2位、県大会となる『富士のさと剣道大会』では3位になるなど、大会を重ねるたびに強さが増している感のある三ヶ日中学校男子剣道部。
“一人ひとりが技にこだわりを”をモットーに、欠点を無くすことよりも、長所である得意技をさらに磨くことに重きを置く。
三年生が3人、二年生が3人という編成だが、二年生の実力も高く、個々の強さに偏りがないのがチームの強さの秘訣。
練習で大事にしているのは雰囲気。
常に緊張感を持って取り組むことで、効果的に各々がレベルアップを図ることができている。内容としては、打ち込み、掛かり稽古が中心。大きく打ち込みが強い子、小さいが素早く動く子など、チーム内にさまざまなタイプの選手がいるため、日々の練習の中で対応力・適応力を磨くことができ、自身の特徴を把握しやすい。
主将の清水くんは、夏に向けての意気込みをこう話す。
「夏前にあと2回大会に出場します。そこで自分たちの技がどこまで通用するか試したい。大きな夢も大事かもしれませんが、僕たちは、自分たちに合った目標を持つことの方が大事だと思っています。去年、先輩たちが東海大会へ出場しましたが、決勝トーナメントへは進めませんでした。なので僕たちの目標は、先輩たちを上回る東海大会ベスト8です」
山の頂を見るのではなく、今歩いている足元を見る。
その一歩ずつの積み重ねが、やがて頂へと辿り着く。
彼らが技を突き詰めた時、そこには美しい景色が広がっているはずだ。
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