令和6年4月13日に開幕した『第39回春季西部地区中学生サッカー大会』。5月5日に安久路公園多目的グラウンドで行われた決勝戦では天竜中学校が浜岡中学校に勝利を収め、5年ぶりに大会を制した。
天竜中学校が 5年ぶりに優勝。
第39回春季西部地区中学生サッカー大会
令和6年4月13日に開幕した「第39回春季西部地区中学生サッカー大会』。西部地区の59チームが出場し、上位10チームに与えられる県大会への出場権と今年度初の西部王者の座を争った。
県大会出場を決め、ベスト8に駒を進めたのは、積志中学校と天竜中学校、佐鳴台中学校・北部中学校合同、八幡中学校、湖東中学校、浜岡中学校、磐田南部中学校、中郡中学校の8チーム。準々決勝では、湖東が浜岡に敗れたが、天竜が積志を1対0で、佐鳴台・北部が開成を3対0で、中郡が磐田南部をPK戦の末に下し、準決勝進出を決めた。準決勝では、天竜が佐鳴台・北部を3対1で下した一方、中郡は浜岡にPK戦で敗れ、惜しくも決勝進出とはならなかった。
大会最終日となった5月5日、安久路公園多目的グラウンドで決勝戦と3位決定戦が開催された。先に行われたのは、佐鳴台・北部対中郡の3位決定戦。試合は、お互いに決定機を作れないままスコアレスで後半へ。後半2分、中郡がセカンドボールを拾いペナルティエリア内に進入。ディフェンスをかわしてシュートを放つも佐鳴台・北部のキーパーがブロック。その後も攻め続ける中郡は、7分にリスタートから抜け出してシュート。12分にもフリーキックを頭で合わせるもゴールならず。チャンスを生かせずにいると、ここでエースが負傷交代するアクシデントに見舞われる。これで試合の流れが変わると、25分、佐鳴台・北部がロングパスに抜け出して、キーパーと1対1に。これを確実に仕留めた佐鳴台・北部が1対0で勝利した。
決勝は、天竜対浜岡の一戦。序盤は一進一退の攻防が続く。前半15分、ディフェンスの背後を取られピンチを迎えた天竜だったが、ここはキーパーがビッグセーブ。するとその後は天竜が試合の主導権を握る。17分には、ロングボールに抜け出してシュートを放つもキーパーに防がれる。18分にはクロスに合わせるも再びキーパーに阻まれた。25分にもパスワークで敵陣を崩してシュートを放つが、枠を捉えられず。再三ゴールに迫るも得点を奪えず、スコアレスのまま試合を折り返す。後半2分、天竜は右サイドからのクロスのこぼれ球を押し込みゴールネットを揺らす。しかし、これはファールを取られてノーゴール。6分には、スローインを上手く受けた選手が反転してシュート。これは惜しくもサイドネット。俄然攻勢を強める天竜は11分、前線でボールを奪うとドリブルで持ち運んだ選手がパスを中へ送り、フリーの選手がゴールに流し込んで先制に成功する。さらに17分には、右サイドをドリブルで突破してシュート。一度はキーパーに防がれるがこぼれ球を押し込んで2対0とリードを広げた。その後も球際の強さを見せた天竜は、主導権を譲ることなくゲームを締め、2対0で勝利。天竜が5年ぶりに大会を制し、見事西部王者の座を掴み取った。
5月11日から始まった県大会には、浜松地区からは、西部大会を突破した天竜中学校と佐鳴台中学校・北部中学校合同、中郡中学校、積志中学校、開成中学校、湖東中学校、南部中学校、浜名中学校に浜松開誠館中学校を加えた9チームが出場。開誠館と佐鳴台・北部、天竜、南部の4チームがベスト8に進出。開誠館がベスト4進出を果たした。